第381話 自分のデスマスクとか・・・・
今更だけど向こうのスキル、こっちでも役立つんだな。
以前の自分ならこんな事できなかったよ?
DIYなんてせいぜい日曜大工程度。こんなデスマスク作るとかもう無理。
で、完成したそれを魔王?に被せ、完了・・・・
向こうの住処を好き勝手破壊されちゃったからね、これぐらい役になってくれよな?
こうして最後まで役に立つ?魔王?であった・・・・
さて、生きたおっさんがこの場に居続けるのもおかしな話なので、双子の兄には告別式には参加しないでもらい、兄の代わりにおっさん自らが参加する、という事に。あ、もしかして言ってなければだけど、おっさん双子・・・・
・・・・
・・・
・・
・
マスコミがうざかったけど、告別式も無事終わり、火葬場へ。
そうそう、初七日もこの場で済ましちゃうってのがおっさんの地域では当たり前になってる・・・・他所の地域はどうしてるか知らんけど・・・・
うーん、何か自分を火葬場で見送るってのは変な話だけど、誰にも中身がすり替わってるのに気が付かないまま魔王?の入ってる棺は無事?火葬場の炉の中へ。
数時間して・・・・めでたく?骨におなりになった魔王?
ただ、焼かれて出てきた骨が少々変だったので、火葬場の職員は不振がってたけど、どうやらおっさんの事はテレビやネットを通じて知っていたらしく、面倒事に巻き込まれるのは勘弁してほしいオーラが出ていて、特に何事もなく骨をツボに入れ、完了。
ただ、残りの骨が万が一何か起こると心配なので、後でこっそり残りの骨を回収したよ。
・・・・
・・・
・・
・
こうして白河小次郎という人物は日本から消え去った事になって、マスコミもいつの間にやらおっさんの生活圏から居なくなってね。
で、落ち着いたので自宅のパソコンから見つけ出した動画を確認したら、うーん何だろうこの警察・・・・検事さんかな?おっさんこの辺りの事はまるで分らないから、動画に映ってる人物がどういう立場かよくわからなかったよ。
ただ・・・・うーん、毒入りの水?
何でこんなの飲ますの?
何か恨みでも買った?
色々疑問に思うけど、先ずは色々調べないと。
・・・・
・・・
・・
・
こうして事態は幕を引いたと思ってたんだけど、ちょっと面倒な事になっていてね。
何故かというと、どうやらおっさんに毒物を飲ませたのは個人的な事ではなく、魔王?の残留思念がさせたっぽい感じでね。
残留思念というか魂というか?よく分からないけど、どうやらおっさんがこっちに戻る時に魔王?の魂の一部?みたいなのがおっさんにくっついて日本に来たみたいで。
で、連日おっさんの事を調べて、自宅によく訪ねてきてた警察の人に憑りついたっぽくてね。
え?何でそんな事が分かったって?それは・・・・
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます