第353話 戻るにしても、後の問題がどっさり
そしてあまりこういった席で発言しなさそうなアルフォンシーナが
「私と、娘のアメリータの子供は、できればシラカワ侯爵の跡継ぎ問題からは切り離してほしいのです。というのも、私達は教会の発展に今後注力していきたいと考えておりまして、ゆくゆくは子供が育てば各地を巡り、教会の為に尽力したいと考えているからです。なので、私とアメリータといたしましては、やはり旦那さまの後を継ぎ、次の侯爵となるのは、リュシエンヌさまのご子息でよろしいのではないかと・・・・」
うーん、本当にこの異世界でのおっさんの奥様方は無欲やあ。
なんかいろいろな本を読むと、貴族とかの跡取り問題は結構ドロドロな、血なまぐさい話になる事が多いみたいなんだけどね・・・・
・・・・
・・・
・・
・
結局この後も話し合いが続いたんだけど、ウェンディやナターリヤからも反対意見は特になく、リュシエンヌの息子が跡取りに決まったよ。
こんな事を言っちゃあいけないんだろうけど、日本に戻ったらもうおっさんこの異世界には戻らないつもりだから、敢えておっさんの意見は言わなかったんだけどね・・・・なんかいらない厄介事を押し付けてリュシエンヌごめんね、って感じで。
まあ根が真面目なリュシエンヌの事だから、大丈夫と思うけど、いざとなれば父であるロートレック公爵に頼る事もできるしね・・・・
これでおっさん、後に残す事を憂いる事なく日本に戻れるよ。
さあ、最後の準備をしないとね!
そして、まだ色々な事を決めるみたいなんだけど、歳の所為かちょっと疲れちゃったおっさん、自分の居なくなった後の話し合いだけど、先に休む事にしたんだよ。
ジスラン君が言うには、
「侯爵さまの跡継ぎ問題が解決いたしましたので、後の決め事は侯爵さまの奥方様と、我々家臣が致しますのでどうかお休みになって下さい。」
そう言って送り出してくれたよ。
あ、そうそう、何か大塚さんが・・・・大塚さんとはそういった関係にならなかったからか、医者としての立場から付き添ってくれてね。
そして一緒に日本に戻る予定の香苗ちゃんも付き添ってくれて。
で、寝室でちょっと横になったつもりが・・・・気が付けば翌日の朝だったよ。
ありゃ?こんなに寝るつもりはなかったんだが・・・・
しかも着替えすらしてなかったからね・・・・
そして起きて身支度を
済ませたら、珍しくフェンリルが現れて
”主よ、其方が元居た場所に帰る前に言っておきたい事がある”
て言われてね。
何だろう?
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