第293話 各地への出店の催促が凄いらしい

おお?いつの間にやら店の規模が・・・・女性向けのアイテム凄いなあ。

「うん、凄い事になってるね。あ、機織り機は職人で作れない?確か作ってくれる人いたよね?」

「何人かいたはずね。各地で下着の生産をするのを前提で、もっと道具の製作してもらう、でいいかしら?」

「そうだね、それは任せるよ。金はあるからたっぷり金かけて良い道具を作ってもらってね。そう、先ずは安全に機械を動かせられる事が前提で。怪我してもらう訳にはいかないからね。」

「そうね。あとは色々な他の貴族の領地への出店はどうするのかしら?」

「え~と、先ずはニーナのお父さん、ヘルトリング子爵のいるヘルトリング領だね。どうする?ニーナが責任者として新店舗の運営してみるかい?」

「旦那様、ありがたい話なのですが・・・・私は返されてしまうのでしょうか・・・・?」

「何を言ってるんだニーナ、そんな訳ないじゃない?シラカワ領の店は軌道に乗ってるし、副店長に店を任せても大丈夫なんだろう?ならヘルトリング領に詳しいニーナが行くのは至極まっとうな話だと思うんだけど?」

「そういう事でしたら、お受けいたしますわ。」

「じゃあ、オリアーナと色々打ち合わせしてね。オリアーナ頼んだよ。」

「わかったわ、旦那様。それよりも、インダルチャンス王国はどうするのかしら?メーネア様が行かれるのでしたら、それに合わせ出店するのもありなんじゃないかしら?」

「そういえば、メーネアはどうするんだ?何か聞いてる?」

「あら?何も聞いてないのかしら?メーネア様は一度インダルチャンス王国へ行くって言ってたわよ?王女として戻るにしろ、現状を自身の目で見ないと何とも言えないて言ってたしね。」

メーネア戻るのか・・・・


うーん、色々準備が必要だなあ?

「じゃあニーナはヘルトリング領への出店の準備、オリアーナは工房の設備の増強と、インダルチャンス王国への出店の準備を進めてね。おっさんはインダルチャンス王国関連を調べてみるよ。」



・・・・

・・・

・・


食事が終わり、おっさんまだ体力が戻ってないから、病室に戻って寝たよ。

大塚さんが色々世話してくれてね。

何日かしたらかなり回復してね。

大塚さんから許可貰ったから、身体を動かし始めてね。

そうしたらかなり体力が落ちてて、すぐに息切れを起こすんだよ。いやー年は取りたくないねえ。

そうしながらさらに1週間ほどして、完全回復。

この間にもメーネアはインダルチャンス王国の使節団の面々と話をしてたらしく、おっさんが体力回復した頃にやってきたよ。

「旦那様、今お時間いいでしょうか?」

「ああ、メーネア、そっちこそいいのかい?」

「はい、こちらは概ね話も終わりましたので、その件について旦那様とお話がしたいと思いまして。」

「じゃあ落ち着く場所に行こうか?」


久しぶりの話し合いか・・・・

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