第282話 秘薬の秘密?

「その、旦那様?ちょっとごめんね?色々見ちゃった。」

「スマホの事?気にしなくていいよ?見られて困るようなのでもないし。でもよく使い方わかったね?」

「香苗さんが教えてくれたの。」

「旦那様ごめんね。ついついスマホが懐かしくって。でも何だか私が知ってるのと違う気がしてたんだけど。」

「そか、香苗ちゃんだったか。でもバッテリーなかったからあまり見れなかったでしょ?」

「うん。10分ほど使ったら見れなくなっちゃったの。」


・・・・パソコンだと色々怪しげなのが入ってるから見られたら困るんだけどね、スマホなら大丈夫!ただこの異世界じゃあ日本の時と表示されてる内容が違うんだけどね。


・・・・

・・・

・・


皆で・・・・赤ちゃんの世話で一緒に食事をとれない乳母達は別として、皆で食事をとったよ。で、今日のこれからをどうするかって話をしたんだけどね。

各々したい事、見たい場所とかあるみたいで、それぞれバラバラに行動をする事になってね。

さて、おっさんはどうするか・・・・

結界が気になるんだけど、この饅頭の事も気になる・・・・

そう思って思案してたら、長の娘2人が来たよ。

丁度いい、あの怪しげな饅頭がどうやってできてるのか教えてもらおう。


「賢者様おはようございます。昨日はお情けを頂きありがとうございます。今日はどうなされますか?」

「あ、ああ、えーと確か・・・・フロレンティーナだっけ?そっちが姉のモルガーナだっけ?」

「そう。よく覚えてたね。饅頭の効果はもう試した?」

「見たらわかるだろう?」

「そうね。あの竜族と夜叉は顔はつやつや腰回りは充実してるわね。そう、頑張ったのね、賢者は。そういえば賢者もーどとやらにはならなかったのかしら?」

・・・・何言ってるんですかこのお姉さんは?

「なんで賢者モードの事を知ってるの?」

「賢者様が私達にお情けを与えて下さってる時におっしゃってましたよ?」

・・・・えーマジか・・・・細かい事覚えてないからなあ?

「で、2人はそれを言いに来たの?」

「違いますよ。賢者様に色々とエルフの里を案内しようと思いまして。」

「秘薬を作るところも見せてあげる。」


おっさん2人の厚意に甘える事にしたよ。


・・・・

・・・

・・


おっさん先ず結界の事を教えてもらいに、色々見せてもらったんだけど、さっぱり分からなかったよ。

話の内容が専門的過ぎて理解できず、結界の発生、維持してる設備も見てもさっぱり。

まあ再現する必要もなさそうだから分からなくてもよさそうだけどね。

でも話を聞くと、エルフの知識をもってしても、もはや再現はできないらしい。

どうやらかなり昔に結界は張られたみたいで、長ですらどうやってなのかは知らないらしい・・・・。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る