おお！メイドだ！いつみても本物はなんか違うね！

「ああ、覚えてるさ。流石に一週間ぐらいしかたってないだろう？あれから。」

「はい、さようでございます。流石にすぐにゲートを使うのも失礼かと思いまして、一週間ほど時間を空けさせていただきましたわ。」

そっか？すぐに使ってもらってもよかったんだけどね。

「ロートレック公爵は無事に領地に戻れたのかな？」

「勿論でございます。全員元気に領地へ戻れましたよ。」

「それはよかった。あー早速おっさんそちらに挨拶に行こうと思うんだけど、どうなの？」

「では、明日ではいかがでしょう？わたくしこれからロートレックさまの元へと戻り、報告してまいろうかと思っておりますがどうでしょうか？」

「じゃあ任せるよ。おっさん明日ゲートでそちらに行くので、宜しく伝えてくれないかな？」

「畏まりました。そのようにお伝えさせていただきます。」

「あーところですぐに戻る必要ある？」

「いえ、特にすぐに戻るよう指示は受けてはおりませんが。いかがなさいました？」

「じゃあこの前のお礼を君に先にしとこうと思ってね、今からおっさんのお店に行こう！」

「え？今からでございますか？宜しいので？」

「いいのいいの、どうせリュシエンヌとはもっと接する事もあるだろうけど、君と２人でってのはそうないだろうからね、じゃあついてきて。」

おっさんそう言って店に案内したよ。

店でオリアーナに頼んで、いくつか下着を選んでもらってね、シャンプーとリンスもお土産に渡したよ。そうそう、シルバーアクセサリーで、普段邪魔にならなさそうなのを選んで持たせたよ。

「宜しいのですか？このような高価なものを私如き使用人に渡してしまって？」

「気にしたら負け！あ、そうそう、別にただってわけじゃないんだよ。使って、着てみて、使用感とかいろいろ教えてほしいんだよね。これが主な目的だったりするからね。」

「わかりましたわ。早速使用してみて、どうなのか後に報告いたしますわ！」

マルスリーヌ嬢、喜んでたな。

どうやらおっさんの店はロートレック領でも噂になっているみたいでね、マルスリーヌも実はずっと気になっていたみたいで、感激してたよ。

マルスリーヌが帰ったので、おっさんそう言えばロートレック公爵に渡すお礼を考えてなかったことに気が付いてね、これはいかんと思って、考えたんだけどね、やっぱり剣かな？とか思っちゃって、結局工房に戻ってひたすら剣を打ちまくったよ。

そして翌日、おっさんロートレック領へと向かったんだよね。何かあるといけないからってカトリーンが先に向こうへ行ってね、その後おっさんが向かったんだよね。

そうして、ロートレック領に着いたらね、リュシエンヌが出迎えてくれて、「ようこそロートレック領へ、歓迎いたしますわ、シラカワさま。」

そう言ってニコっと笑顔でおっさんを歓迎してくれたよ。

で、流石に公爵領だけあって、ずらっと女性陣が並んでおっさんを出迎えてくれてるんだよね。

しかも皆さんレベルが高い！

そうして歓迎のあいさつを受けた後、ロートレック公爵の元へとおっさん案内されたんだよね。

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