第111話 おっさん一行、縄張りの手前まで行ってみる
今回のモンスター討伐なんだけど、
ファート、サージュ、十六夜、月女、エルヴィーラ、カトリーン、アルフォンシーナ、ライナス、ヨーリス、急遽駆り出されたクィンシー・・・・親父に無理やり呼び出されたみたいだな・・・・。このメンバーになったよ。
月女の実力はわからないんだけど、十六夜に言わせれば、私より強いんだそうだ。
アルフォンシーナは、おっさんやはり知らないけど、元勇者パーティのメンバーだけあって、モンスター討伐はおてのもの・・・・と思ったけど、もっぱらサポートらしい。そりゃ聖女様だからね、補助とか回復とか。
あとは2人の15歳コンビか。
おっさんとやりあった感じからは、かなりの実力があるっぽいんだよね。魔術使ってなかったから、剣術しか知らないけど。
オリアーナと紅渚とアメリータは戦闘に向かないので、準備とおっさんが伯爵になった事に対する対応を取ってもらう事になったのさ。本当は元王族のメーネアちゃんが良いんだけどね。まあ、店に残ってもらってるし。
店に残っているメーネアちゃんと香苗ちゃんは、店の切り盛りしてもらってるんだけど、最近あまり体調がよくないらしい。なので、2人には現状維持かな?
大塚さんには2人の召喚者の世話をしてもらってる。
大分よくなったみたいで、自力で歩いて、身支度は自分でできるようになったみたいなんだよね。
なんとか自立できるようになってほしいな・・・・
で、1日準備にあてて、翌日に出発したんだけど・・・・
昨晩は、エルヴィーラと領地の話をしてる間に、いつの間にやらおっさん、エルヴィーラに襲われちゃったよ、性的に。
色々話を聞いてるうちに、エルヴィーラが”抱いてくれないのならこれ以上は一言も言いませんわ”って駄々をこねてね。
気が付いたら、エルヴィーラ、豹変してて・・・・怖かったよ・・・・
先ずは先発隊という事で、行ける所までカトリーンに連れて行ってもらう事になってね。
そう、カトリーン、おっさんがゲートを作ったあと、妙に落ち込んでてね、折角おっさんの役に立ってたのに、ゲートを使うようになったら自分はいらない女なんじゃないかって言っててね。
おっさん慰めるのに苦労しちゃったよ。
だってね、初めて行く土地は何かで移動しなくちゃいけないけど、カトリーンがいれば、早い、安全、快適(どういう運び方かにもよるけど)の3拍子揃ってるからね。カトリーンがいないとおっさん冒険できないからそんな風に思わなくていいよってね。
おっさんの・・・・精神的にも、肉体的にも慰めが効いたのか、今回エルヴィーラ共々機嫌がいいんだよな。
本当にこの異世界は女性は肉食系だよ。
で、先ずはエルヴィーラにクィンシーを連れて、モンスターの縄張りぎりぎりの場所まで行く事にしたんだよ。
カトリーン、3人ぐらいなら直接乗らせるって言って、乗せてくれたよ。ちょっと怖かったよ。
朝出発して、昼前には何事もなく到着してね、意外にも道がちゃんとあるんだよね。
で、おっさんとりあえず拠点を作る事にしてね、土魔術で砦っぽいの作って、おっさん達の寝泊まりできる場所と、ゲートの設置をしたんだよね。
ゲート設置したので、残りのメンバーを連れて来ることに成功し、昼ご飯をよばれてね、その後はちょっと偵察をしたよ。
てっきり木々のうっそうと茂った場所を想像してたんだけど、見渡す限り平原でね。
あーなるほど、立地はよさそうなんだよね。だけど、モンスターの縄張りがあるから、縄張りに入ったが最後、モンスターに襲われてしまうっていうのがあって、もったいないけど手つかずのままなんだね。
ちょうどこの縄張りの手前までは農業都市クルーンの農地が広がっててね。
念の為モンスターの縄張りの少し手前までとなってるみたい。
おっさん達がいる場所は、クルーンと縄張りの間らしくてね。
ま、しばらく様子を見ますかね。
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