シラカワ辺境伯
第107話早速皇帝が
翌日、おっさん一行は、帝都へ向けて出発したんだよね。
今回は、カトリーンが、船で運んでくれる事になってね、用事があるのでおっさん以外はロニーさんとオリアーナ、十六夜、月女、紅渚、アルフォンシーナ、アメリータ、ライナス、ヨーリスの10人で行く事にしたんだよね。あ、もちろん運び終わればカトリーンも同行する事になってるんだけどさ。
カトリーンにかかればあっという間で、朝出発したけど、昼前には余裕で着いちゃってね。
優雅な船でのクルージング、と言うほどにはならなかったよ。
でも、勇者パーティは喜んでくれ、15歳の3人は特にはしゃいでね。なんだかんだ言っても15歳だよ。
ロニーさんもオリアーナもこの船は初めてでね、これを自力で飛ばせられないものか・・・と真剣に考えてたけどね。流石商人。飛ばせられるんだろうか?できたら凄いよね!
今回はロニーさんとオリアーナ以外は帝都が初めて・・・・アルフォンシーナは何度も足を運んでるんだけどね・・・・そうそう、アルフォンシーナをアルフォンシーナさんって呼んでたら怒られたよ。
”もう私は伯爵夫人なのですから、旦那さまは私の事はアルフォンシーナと呼び捨てにしてくださいまし。他の奥方様も同じです。”ってね。
この国の貴族に関して詳しそうだったから、うんうんうなずいちゃったよ、おっさん。
で、城の近くに降り立ったおっさん一行は、全員先ずは城へ。
ロニーさんはこの後この近くのトレイナー商会に用があるので別行動に。
ちなみに、ロニーさんは双方向ゲートを持ってきていて、相方は既に本店に設置してあるようで、もうひとつを置いておくらしく、これでいつでも
おっさんもね、今回双方向ゲートを持って来たんだけど、相方の幾つかは家に置いてるんだよね。
あんまり頻繁に城に呼ばれちゃうと移動するのも困るからね。後はね、実際に短距離は試してるんだけどね、長距離の移動はまだしてなくってね。
今回はお試しも兼ねてるのさ。
で、皇帝陛下と会ったんだけど。
「ようシラカワ!お前とんでもないもの作ったんだってな!」
早速これかい。
「ロニーさんから聞いてると思うけど、双方向ゲート作っちゃってね。短距離は成功してるけど、まだ長距離は試してないんだよね。」
「もし成功したらとんでもないぞ!相当昔に作られた奴があるんだが、人1人送り込むのに10人もの精神力を使う代物でな、実用性は皆無だって事で、殆ど使われてないんだよ。」
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