第99話 おっさん教会に行ってみる

カトリーンの襲撃を受け、心身共にボロボロになったおっさん”何をゆうておるのじゃ?満更でもなかったではないか!”とカトリーンが何か言ってるが・・・・絶倫スキルがなければおっさん干からびてたよ・・・・、あれからひと月がたったんだよな・・・・。




この間に双方向ゲート及び表示プレートを作れるだけ作ったよ。


そして、作った甲斐があって、もうおっさんこれ以上ゲート作らないよ?みたいな感じにね、なったのよ。




まあ、この間に、おっさん新たな剣を作ってみたのよ。


いつの間にやら魔術の属性が4属性から6属性になってたからね。あ、回復魔術と空間魔術は別みたいなんだけどね。


そうしたら、以前作った剣よりも強力なのが出来ちゃってね。5本ほど作ったよ。


そしてね、寝たきりの2人が一向に良くならないからおっさん、教会に行ってみたんだよね。


そこで出会ったのがアルフォンシーナという女性。


めちゃくちゃ美人なんだけどね、残念ながら?娘さんが1人いるようでね、今は15歳なんだそうで、この娘とも会ったんだけどね、母親に似て美少女。将来恐ろしく美人になるんだろうなって顔だったよ。


おっさん的には手を出せば捕まっちゃうよ!みたいな年齢だけど、この異世界じゃあ15歳はもう結婚できる年。おっさんがそういう目で見ても全く問題ないらしい・・・・見ないよ!


でもねえ、どっかで見た事あるんだよな、この女性。この娘も見た事あるような?


何処で見たんだろう?こんな美女見たら絶対忘れないんだけどなあ。




どうやら冒険者らしく、娘さんと同じような年齢の少年2人と共に教会で奉仕作業をしていたらしくね、この少年2人、えらく行儀正しくって、


「ようこそいらっしゃいました、紳士さま。何か御用がおありでしょうか?」


だって。綺麗なお辞儀もしてくれてね、なかなか感心な少年達だったよ。


うーん、何故か少年達も見た事があるような気がするんだよな。何処で見たんだろう?




おっさん、用件を伝えた所、あいにく神父様が不在なようで、このアルフォンシーナという女性が対応してくれるとの事。何故かうそを言っても仕方ない気がして、つい異世界の事とか言ってしまってね、おっさん。うかつだったと思うんだけどね、何だか言ってしまうんだよ。


尤もおっさんが異世界からの召喚者ってのはもうかなり広まっていてね、アルフォンシーナさんは


「伯爵さまでしたか、気安く話をしてしまい申し訳ございません。」


といってえらい勢いで謝ってくるから、


「そういうのやめて下さい。おっさん、ただの人ですから。」


と何度も言ったよ。なんとか謝るのは止めてもらえたんだけどね。今度は何やら探るような眼をしててね。


気が付けば少年達も何か言いたげな顔をしているし。何か召喚者ってのに引っかかるものがあるのかな?

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