第83話 おっさん、スキルについていろいろ考える

うーん、スキルって謎が多いなあ。


何故、奴隷等からスキルを取り上げたりしないで、わざわざ別世界の人間を召喚してまでスキルを強奪するのか・・・


判断材料が少ないなあ・・・


予想としては、レベル?があるけど、異世界からの召喚者はこのレベルが高いのじゃないかなあ、と。


うーん、それじゃあ年寄りをたくさん召喚すれば高レベルのスキルが沢山確保できるのに、何で田舎の通勤電車、しかも若い学生が乗る時間帯で召喚が行われたのかが謎なんだよなあ。


人が多いなら、渋谷のスクランブル交差点とか、何かのイベント会場とか、そんなんでいいのに。


何が基準だったのかな。




それに、確かそう頻繁に召喚できないって話だったような。


だったら余計にそう思うよなあ。


じゃあ、スキルの内容?滅多に出ないスキルを持った奴を狙ったとか?


で、周りの人間が巻き込まれた?じゃあ何のスキル、って事になるし。うーん・・・考えるだけ無駄か。


あの、ガーベージとか何とかいう国王に直接聞かないといけないかなあ。




帰ったらまた日本との連絡、もっとどうにかならないか試してみよう。


これも召喚と関わってくるんだろうなあ。


ほぼ一方通行ってのが納得いかないんだよな。


デカい物も手に入るんだから、その大きさの物より少し小さいのなら向こうに送れる気がするけど、実際はわずか100文字のデータでさえ、丸一日かかっちゃうんだよなあ。


うーん・・・向こうと繋がったら、その入り口を見つけ、無理やり広げたりできないんだろうか?そうしたら行けるような気もするんだけど。


今度試してみよう。




そうそう、オリアーナは今、店の再オープンの準備をしてくれてるんだよね。


ちょっとずつ店はやってるんだけどね、本格的にはこれからなんだよね。


で、なぜかいつもの2パーティが護衛と店員を引き受けてくれてて、しかもめっちゃ嬉しそうだったよ。


香苗ちゃんも張り切って料理してくれてるしね。


おっさん、作業場にも行ったんだけどね、ひたすら異世界売買で石鹸やらシャンプーやら、売り物を購入していったよ。


下着やら肌着もね。


それとね、最近気が付いて、タオルも売る事にしてね。


厚手のタイプでホテルタイプのやつ。おっさん使ってるんだけど、メーネアちゃんと香苗ちゃんに好評でね、オリアーナにも使ってもらったら絶対に売れる!だって。


あとは、鏡かな?大きな鏡がないみたいで、しかも、何か金属の板を磨いて写すような感じで、おっさんが思ってる鏡がこの世界?この国?に見当たらなくてね。やっぱり見せたら驚いてね。




今度店のお客にどんなのが欲しいのか、色々用意して直接聞くのもいいよね。


この店は貴族も来るし、普通の人も来るし、貴族の屋敷の使用人?も、屋敷で使うのに購入してたりするしね。色々な購買層があるからそれぞれのニーズに合った商品を見つけれるといいよね。


オリアーナが乗り気だったよ!聞くのは任せてよ!ってね。


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