第66話 十六夜とエルヴィーラ

・・・・魔術使いまくったせいか、ぼーっとしていたら・・・


何故かエルヴィーラと十六夜が戦っていた・・・凄い口撃・・・


「とりあえず死んどけ、雌ブタ!」


「うるさいです、行き遅れ姫。」


「人のしらかわさまに手を出そうとは100年早い!しらかわさまに手を出すのは私が死んでからにしろ!」


「じゃあ今すぐ死んでね、駄姫。」



「なあ、シラカワモテモテだなあ。」


「あんた肝心な時にくたばってんじゃねーよ!」


「まあいいじゃねーか、全員無事だったんだしよ!」



・・・・そう、全員無事だったけど、どうにかならんのかね、この口撃。


「なあ、そこの二人、今から鑑定したいんだけど?」


おお、ぴたっと止まったぞ!


「しらかわさま、私の事そんなに知りたいのです?大変うれしいです。」


さっきまでの口の悪さは何だったんだ?


「私はご主人さまの奴隷となりました。奴隷を知るのは当然の事。どうぞよしなに。」


鑑定してみるか・・・・




<名前:エルヴィーラ・リーネルト>

<種族:人間>

<年齢:28>

<性別:女の子>

<職業:戦姫>

<力:強い>

<体力:かなりある>

<知力:普通>

<精神力:弱め>

<俊敏:少し早い>

<魅力:恐ろしく高い>

<運:あまりない>

<保有スキル:社交・剣術・護身術・話術・魅了>

<称号・賞罰:王女・ドラゴンスレイヤー・しらかわの婚約者>




<名前:十六夜>

<種族:魔族・夜叉>

<年齢:287>

<性別:女の子>

<職業:舞姫>

<力:弱い>

<体力:そこそこ>

<知力:高い>

<精神力:少し高い>

<俊敏:早い>

<魅力:恐ろしく高い>

<運:平凡>

<保有スキル:社交・舞術・護身術・話術・魅了・テイム・奴隷使い・投擲術>

<称号・賞罰:ガルムの主人・しらかわの性奴隷>



・・・・2人とも女の子なのね・・・・


エルヴィーラはともかく、十六夜の魔族って何?しかも夜叉とか物騒なんですけど?


それに、性奴隷じゃないから!違うから!


で、十六夜は何しに来てたんだ?


「なあ十六夜、お前はここに何をしに来たんだ?」


「ガルムがドラゴンを食べたいというので、ドラゴンを狩りに。」


・・・・


偶然?


「ご主人さまはこの奥には行かれますか?」


「まだ奥があるの?」


「はい。この奥がこのダンジョンの本領です。」


「えーどうなのS級?」


「あんたも覚え悪いな!クィンシーだよ!行く予定はなかったんだが、行くかい?」


「えーもう帰りたいよ・・・・」


「ここまで来たのでしたら、是非に行くべきかと。」


・・・・ちょっとだけなら。


こうしてもう暫くダンジョン攻略をする事になったおっさん一行(何故かパーティメンバー1名追加)だった。


・・・・十六夜、本当に偶然?怪しいけど、まあおっさんの奴隷に自らなったんだし、しばらく様子を見るか。


エルヴィーラは何かあるんかいな?


それにしても、和服の後ろ姿、ええなあ。おしりのカタチとか、ええのお。


完全にエロ親父となったおっさん・・・・

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