第26話 おっさん美女に囲まれアイテムを作成する
・・・・さて、アイテムの作成をと思ったんだけど、4人の美女が目の前に。
どうしてこうなった。
「旦那様、昨日はアイテム作成中に意識を失われたはずですわ。妻としてそんな旦那様を放っておけません!」
とプンスカって音が出そうな勢いのメーネアちゃん。
「だ、旦那さんに倒れられては困りますからしっかり見てますね!」
とおっさんが倒れるのが前提と言わんばかりの香苗ちゃん。
「アイテム作成、実際に見ないとアドバイスできないでしょ?」
「魔石抜きでどうやって作るのか興味がある」
と謎の?美女のファートとサージュ。
あの、おっさん美女に囲まれるのは嬉しいんだけどね、やりにくいんですが・・・
とさらっと聞き流したけどなんか重要な事を今言わなかった?魔石とか知らないんですけど?
先ずはカバンから。
昨日とは違うカバンを手に入れ、早速作成してみる。
・・・・
・・・
・・
・
相変わらずまぶしいな!
どうだ!
<名称:異世界の収納カバン>
<効果:普通の収納。容量無制限、大きさ・重量制限撤廃>
<種類:魔道具>
<素材:革・その他不明>
<製作者:不明・白河 小次郎>
・・・・やった!できた!
おうおう、みんな驚いてる!
ってうぉーファートとサージュ、近い近い、密着しすぎ!おっさん暴発しそう!
「素晴らしい!」
「本当に魔石なしで。どうやって?」
2人があんまり詰め寄ってくるからおっさんひっくり返ってしまったよ。
「旦那様が困っておりますわ。おふたりは少々離れてくださいまし。」
・・・・流石デキる女メーネアちゃん、自分が本妻気取りで対応してるねえ。でも、ごめんよ、おっさん妻と2人の子供がいるんよ。
もうひとつカバンを作成してみた。
こちらも上手く作成でき、先ほどのカバンと同じようなのができた。
ちょっとフラフラするな。
今度は石板と思ったけど、ファートとサージュに止められた。
「精神力が枯渇寸前です」
「あなた何者?こんなアイテムを作成できるなんて信じられない」
・・・・ごもっとも。あー疲れたから寝る事に。
「今日はこの辺りでやめとくよ。添い寝よろしくう・・・・」
眠い。寝よう。ドサクサで凄い事言ったけど、まあ聞き流しておくれ、おっさんのたわ言と思って。
・・・・
・・・
・・
・
朝になった。両脇に2人ずつ、おっさんのおなかあたりを頭にして4人が一緒に寝ていた。
何なんですか、これ?本当に添い寝してくれてるとか、年頃の女がする事じゃないんじゃないですかね?
・・・・
・・・
・・
・
何事もなく?5日ほど乗合馬車で移動していたが、ついに6日目に異変が起こった。
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