第25話 水魔法が使えるはずと言われた

おっさんは心配性なので、万が一男が女性陣を性的に襲わないか心配して聞いてみた所、若い女性2人に笑われてしまった。


一度でもそんなことをすると二度と依頼を受けられず、ギルドカードにしっかり記載されてしまうので、普通はもう街にも入れなくなってしまうようでカードの所有者はそんなことをしないらしい。尤も目線は止められず、まあ、見るぐらいは大目に見ているらしい。


で、おっさんは美女に興味・・・・いやいや、魔法に関心があったので、道中に色々教えてもらたんだよ。


ちょっと近寄りがたい雰囲気をしているのとは裏腹に、とってもフレンドリーに接してくれ、というか少しフレンドリーすぎる対応に物凄くドキドキしてしまったよ。


そう、必要以上に密着してきて、しかも魔法を覚えるのには必要な事ですと尤もらしい事を女性陣に伝え、説き伏せてしまうほどに弁もたち、相当知力もあるようで、思わずずっと一緒にいてほしいなあとか秘かに思ってしまったよ。


この2人はファートとサージュと言うらしく、おっさん水魔法が使えないのに、水魔法が使えるはずだと言ってきた。


なので、ステータスを見せると、意外にもおっさんの魔法をひとつにまとめれば表示されるはずと言ってきたので、おっさんの土魔術に元々無かった火魔術、風魔術を纏め、特殊魔法の空間魔法と回復魔法を纏めれるようで、おっさんのステータスを変更するのを手伝ってくれたよ。あんまり顔が近いからビビったね。美女2人に両脇から顔をくっつく勢いでプレートを覗くからこうなるんだけど。



<名前:白河 小次郎>


<種族:人間>


<年齢:45>


<性別:男性>


<職業:労働者>


<力:強め>


<体力:普通>


<知力:普通>


<精神力:まあまあ高い>

<俊敏:早い>


<魅力:地味に高い>


<運:高い>


<保有スキル:鍛冶・鑑定・いんたーねっと?・異世界売買・話術・魔術(土・火・風)・社交・気配遮断・情報操作・農作業・建築・テイマー・転移 召喚(限定)・言語>


<譲受スキル:道具作成・交渉・絶倫・細工・木工・釣り・陶芸・合成・魅了・洗脳・奴隷商・スキル譲渡・錬金術・空間 回復魔法(特殊魔法)・身体強化・剣術・柔術・水魔術・サバイバル・経営・採取



*スキル所持上限に達しています*




<称号・賞罰:おっさん・G使い・スキルホルダー・商人・冒険者>



どうやらスキルは35個まで持てるみたいだな、おっさんは。途中36個あったみたいだけど、文字化けしてたスキルが正常の表示に戻った?加減で超過したんかな?


この2人の話だと、15歳になればスキルは5個まで所持でき(普通は15歳になったからと言ってスキルは現れないらしい)、1つ年を重ねるごとに所有スキルの上限は1つ増えるらしく、この加減でおっさんは35個が上限になってるみたい。まあ、普通はこんなに1人でスキルは持たないらしいから、上限に達するのは10代の頃らしく、もし上限に達していても年齢が増えれば隠れているスキルが現れるらしい。


これはメーネアちゃんが言っていたのとほぼ同じで、さらにこの2人が詳しく教えてくれた感じかな。この2人、謎やなあ。見た目は20代半ばだけど、何かおっさん以上に年齢を重ねてるっぽい感じだな。



そうこうしているうちに、早速最初の街が現れ、この町で宿を取る事に。


おっさん達は3人同じ部屋で、後は夫婦3つ、男と女の部屋ひとつずつを借りる事に。1人銀貨5枚らしく、15人で銀貨65枚らしかったが、またもやサービスで銀貨50枚、つまり金貨5枚に。


まあ、普通風呂はないようで、おっさん達も風呂には入らず、大きなたらいとバケツに水を入れ、タオルで体を拭く程度に。



さて、倒れない程度にまたアイテム作ってみようかな?

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