第24話 Dランクの護衛
男3人と女3人のパーティは最近Cランクに上がったばかりで全員20代後半らしく、しかも同郷で、それぞれ結婚しているらしい。
Dランクのパーティは、年齢がバラバラで、元々は男6人のパーティだったのが2人を残して全滅したパーティと、女性4人で組んでいたパーティがとあるクエストで合同で挑み、その後新しいパーティを結成したらしく、男性は20代半ばだが、女性は20代前半?いや、もしかしてまだ10代のメンバーと、2人ずば抜けた美女・・・20代半ば?ちょっと人間離れしてて人形みたいな完璧すぎる容姿でよく分からない人達で、やはり女性は2人ずつだったのがひとつになったグループらしく、Cグループのほうが連携がありそう、ただ、Dグループの美女が何やら実力がありそうだけど何か?よくわからないけどDグループの実力じゃない雰囲気を出してる感じ。
しかし、女性陣のほうは謎の?美女とも早速打ち解けてるみたいでおっさんの心配は取り越し苦労となりそうだった。まあ、女性同士仲良い事はよい事かな、と。
全員で打ち合わせになって、おっさんは資金に余裕があるので食事代と馬車等を使った時の経費はこちら持ちとし、普通の野盗やモンスターが現れ、対処した時の消耗品はその時に応じて考えるという事に。
道中の戦利品は、目的地に着いた時に人数で分配するという決め事となった。
一応、危険な任務なので、万が一仲間が死んでもこちらを逆恨みしない事、死んだことに対する責任は各パーティで負う事、我々のうち一人でも欠ければ依頼は失敗扱いになる、という事を決め、それぞれの得意な事柄を教えあう事に。
Cパーティは全員魔法は使えず、飛び道具や剣などで戦うスタイルで、Dパーティは3人が前衛、1人が回復支援、美女2人はなんと魔法での攻撃、支援の後衛らしく、バランスがいい。
「メーネアちゃん香苗ちゃん、これでいい?」
「はい、よろしいかと」
「女性が多くて安心です!」
こうして即席のグループでの移動が開始したのであった。
・・・・
・・・
・・
・
道中は以前聞いていた通り、基本は安全で、人間の足でも一日歩く頃には次の街があるらしく、野宿が必要なのは1~2日程度らしく、おっさんちょっと安心したよ。
ぶっちゃけると、Cグループは特におっさん達と必要以上に親しくならず、どうも女性陣がこちらの女性陣に男性陣を近付けないようにしてくれており、さりげなく聞くと、2人があまりにも美人過ぎて自分達をおろそかにするのを警戒しているらしく、おっさんとしては女性同士が親しくなるのは歓迎だったので、ほおっておく事に。
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