78 飛行機の中で……イケナイお遊びをしちゃう?

「あ、パパ。久しぶり」


 夕食後、遥花がそんな風に電話をしていた。


「うん、あたしは元気だよ。幸雄もね」


 どうやら、海外に出張中のお父さんから連絡が来たらしい。


「うん、うん……えっ、本当に?」


 それから二言、三言を喋り終えた遥花は、くるりと僕の方に向く。


「どうしたの、遥花?」


「幸雄。高3の夏と言えば、普通なら受験勉強に気合を入れるべきよね」


「そうだね」


「でも、あたしは高校生活最後の夏に、幸雄と思い出が作りたいの」


「うん」


「あたしたち、模試での判定もずっとAをキープしている訳だし」


「うん」


「だからね、一緒にパパとママが居る所に行こ?」


「それって、もしかして……」


 僕が言うと、遥花はニヒッと笑う。


「イギリスだよ」




      ◇




 僕がイギリスに抱くイメージは、オシャレな雰囲気。


 紅茶であったり、ビートルズであったりと。


 様々なオシャレ文化の聖地。


 そんな場所に、日本人の僕が行って馴染めるだろうか?」


「幸雄、少し不安げな顔をしているよ?」


 飛行機の座席に腰を落ち着けている間、遥花が声をかけてくれる。


「うん、まあね。遥花のご両親とも、初めて会う訳だし」


「そんなに緊張しなくても大丈夫よ。きっと、すぐ仲良くなれるわ」


「ありがとう」


 そして、飛行機は離陸する。


「イギリスまでってどれくらいかかるの?」


「12時間くらいよ」


「長いね」


「うん。けど、あたしは嬉しいよ? こうして、幸雄とずっとぎゅっとしていられるから」


 遥花が僕の腕に、大きな胸を押し付けて言う。


 僕も嬉しいよ。


「ねえ、幸雄」


「ん?」


「周りのみんな、寝ちゃっているみたいだよ」


 遥花が囁くような声で言う。


「そうだね」


「幸雄……」


 遥花が僕に抱き付きながら、キスをして来た。


 そのまま、ちゅっちゅと音を立てる。


「……こら、遥花」


「……えへへ。もっとしたい」


「……仕方ないな」


 今度は僕も積極的に遥花を抱き締めながら、キスをする。


 時折、前後の席から寝息が聞えたりするとビクっとするけど。


 僕らはキスを止めない。


 それから、遥花の服のボタンを外す。


 豊かな胸の谷間が露わになった。


「入れて……」


 遥花は僕の指先をつまむと、そっと自分の谷間に差し込む。


 その深さには、相変わらず驚かされるばかりだ。


「動かして良いよ……バレないように、ゆっくりね」


「うん……」


 僕は静かに、指を上下に動かす。


「あッ……はッ……」


 遥花は頬を上気させ、口の端から吐息をこぼす。


「はぁ、はぁ……もっと……」


 遥花のリクエストに応えるため、僕は空いている左手で遥花の胸をぎゅっと掴んで、圧迫させる。


 遥花の胸はあまりにも大き過ぎるので、僕の左手は少しプルプルしていた。


 けど、その振動もまた相まって、遥花がビクビク震える。


 それから、僕は指をまた上下に動かす。


 先ほどよりも強く。


 また、圧迫感が加わることで、摩擦力が増して……


「んあッ!」


 遥花はつい大きな声を出してしまい、両手で口を押える。


「ご、ごめん……」


「良いよ。そうやって、口を押えていて」


 僕が言うと、遥花はコクリと頷く。


 少し乗って来た僕は、さらにぎゅっと、遥花の乳を絞り上げる。


 ビクビクビク! 遥花の体がますます痙攣した。


 僕は指の上下運動を止めた。


 そして、仕上げとばかりに、遥花の胸を最大限にまで引き延ばす。


 遥花は目の端に小さく涙を浮かべつつ、堪えていた。


 臨界点で手を離すと、巨大な胸が激しく波を打った。


 同時に、遥花も天井を扇いでビクビクする。


「あッ……はッ……」


 体の痙攣が止まらない遥花を抱き締めてあげる。


「遥花、大丈夫?」


「ハァ、ハァ……すごかった」


「遥花のおっぱいはいくらでも遊べちゃうから、楽しいよ」


「もっと遊んで、あたしのおっぱいで」


「じゃあ、久しぶりにドリブルをしても良い?」


「良いよ♡」


 そして、僕は遥花の爆乳でおっぱいドリブルを始める。


「あんっ、あッ、あぁん」


 すると、僕はふいに視線を感じた。


 おもむろに振り向くと、乗客の一人がこちらを見ていた。


 ブロンドで透き通るような美貌を持っている。


 すぐに外国人だと分かった。


 この便に乗っているということは、イギリスに帰国する現地の方だろうか?


 僕が軽く固まっていると、そのブロンドの美女はニコっと笑った。


「幸雄、どうしたの?」


「あ、いや、何でもないよ」


 ポンポンポン。


「あんっ、やんっ♡」


 僕は誤魔化すように、遥花の胸を弄んだ。







  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る