76 遥花のおっぱい体操

 遥花はリビングに立ち、すぅっと軽く息を吸った。


「ではこれより、おっぱい体操を始めます」


 誰にともなく宣言した。


「まずは弾みの運動。ジャンプをすることで」


 バルルン! バルルン!


「んっ、あっ……こ、このように、大きなおっぱいが揺れて……あんっ……楽しいことになります」


 バルルン! バルルン!


「はぁ、はぁ……つ、次は、揺らしの運動です。弾みの運動で縦には揺れたので、今度は横に揺らします。イメージは、大好きなダーリンのほっぺたにおっぱいビンタをする感じで」


 ブルン! ブルン!


「あっ……この時……くれぐれも、本気で強くし過ぎないように。あくまでも、大好きなダーリンに喜んでもらえるように……力加減を調節して下さい……んあっ!」


 ブルン! ブルン!


「はぁ、はぁ……ちょっとおっぱいを揺らして疲れちゃったので、おっぱいをストレッチしてあげたいと思います。ここからは、愛しのダーリンと一緒にお願いします。幸雄、お願い♡」


 僕は彼女の前に立つ。


「じゃあ、おっぱいを持って」


 むにゅっ。


「んっ、そのまま引っ張って。ぐいっと良いわよ」


 ぐいいいぃ……


「んあっ♡ ああああああぁ……!」


 ぎゅうううううぅ……


「そ、そのまま、おっぱいを伸ばしながら……んあっ! ま、回して」


 ぐいいぃ……ぐるぐる。


「あああああぁ……これヤバイ……っ♡」


 遥花はビクビクとする。


「はぁ、はぁ……ち、ちなみに、この運動をする時はノーブラで行って下さい……そうしないと、ちぎれちゃうので」


 ノーブラでTシャツ状態の遥花さんが言う。


「大好きなダーリンの前なら裸になっても良いんだけど……ノーブラ着衣ってすごく興奮するでしょ?」


 僕は頷く。


「えへへ♡ じゃあ、次はどうしようかな……えっ、おっぱいで頭をナデナデして欲しい? もう、幸雄ってば、甘えん坊さんだなぁ」


 ナデナデ。


 僕は遥花の巨大なおっぱいに頭を撫でてもらう。


「よしよし……と。ねえ、ダーリン。喉の具合は大丈夫?」


 僕はコクリと頷く。


 ちなみに、僕が喉の調子を悪くしているのは、遥花みたいにエッチの時の大声を出したからではなく、普通に風邪を引いたからだ。


「ああ、また早く幸雄と全力のエッチがしたいなぁ。けど、今は我慢だ」


 遥花は言う。


 僕はそんな彼女のおっぱいに触れた。


「あんっ、幸雄ってば♡」


 ぐりぐり、つねつね。


「あああああぁ……それ、ダメ……突先はダメなのぉ……」


 ぱっ。


「あっ……もっとシて♡」


 ぎゅっ……きゅうううううぅ。


「んあああああああああああぁん! す、すごい……」


 僕が声を出せない分、遥花がハッスルをし過ぎたせいだろか……



 スッ。


 スッ。


 僕と遥花はマスクを付けた状態で、お互いに手を上げた。



 スススッ。


 さすがに、もうエッチは控えておく?


 僕はそんなニュアンスを込めてジェスチャーをする。


 スススッ。


 ううん、しよ♡


 と、たぶん遥花は言っている。



 だから、結局、僕らは手を繋いでベッドに向かった。


 んああああああああぁん!


 って、遥花が顔で叫んでいました。







  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る