71 よくある3択
遥花と今のマンションで同居生活を始めてからと言うもの。
「あら、遥花ちゃん。おはよう」
「おはようございます」
「昨日もらった肉じゃが、とても美味しかったわよ。若いのに、料理上手で偉いわね~」
「ありがとうございます」
何だか、遥花の主婦感が増した気がする。
その影響もあってか、最近は金髪をポニテにすることが多くなっていた。
「なーに、幸雄? そんなにじーっと見つめちゃって」
「いや、そんな風に落ち着いた遥花も良いなって思って」
「本当に? 新しいあたしの魅力を発見しちゃった」
「うん。何かもう、新婚気分だよ」
「照れちゃう♡ じゃあ、もっと人妻感を意識してみるね」
「何か、人妻って言い方はエッチだな」
「じゃあ、新妻で」
「あ、ちょっと爽やかになった」
「では、コホン……幸雄さん、お帰りなさい♡」
「ゆ、幸雄さん? ていうか、さっきから居るんだけど」
「お風呂にする? ご飯にする? それとも……おっぱい飲む?」
「はい、ちょっと待って。おかしいよね」
「え、何が? きっと赤ちゃんも出来ているから、ちゃんと出るよ?」
「うん、そうだとしても、それは赤ちゃんの物だよね」
「でも、私のタンクはご覧の通りおっきいから、幸雄の分もあるよ?」
「遥花さん、落ち着いて想像してみて。良い歳した男が、赤ちゃんと一緒にママのおっぱいを飲んでいる姿を」
「え? 可愛いと思うよ♡」
「じゃあ、それもアリだな……って、違う!」
「やん、ノリツッコミ♡」
「とにかく、おっぱいは飲みません」
「じゃあ、吸う?」
「吸うはします」
「はい、どうぞ♡」
「いや、今は吸わないけど。ほら、おっぱいしまって」
「え~、大きいから、しまうの大変なのに……よいしょ、よいしょ」
「あ、手伝おうか?」
「うん、じゃあそこを持って……あん♡」
「ふぅ。巨乳すぎるのも大変なんだね」
「でも、幸雄が喜んでくれるから、問題ないよ♡」
「ていうか、マンションの人たちに僕がおっぱい星人って思われていないか心配だよ」
「安心して。ママさんたちの間で、幸雄は評判が良いから。真面目で紳士的だし、イケメンだって褒められちゃった♡」
遥花は両手で頬を押さえて身をくねらせる。
「そ、そっか。嬉しいな」
「あ、幸雄ぉ? 本当の人妻さんと浮気したら許さないんだからね?」
「し、しないよ。だって、誰よりも遥花の方が魅力的だし。こんな凄いおっぱい、手放せないよ」
「嬉しい♡ じゃあ、おっぱいぎゅってして?」
ぎゅっ。
「あんっ♡」
「あ、いけない。また遥花のおっぱいに気を取られてしまう所だった」
「じゃあ、まずはお風呂からにする?」
「うん。じゃあ、悪いけど、その間に遥花は夕飯の支度を……」
「よし、一緒に入ろうっと♡」
「えっ」
「ダメ?」
「いや、ダメってことはないけど……狭くないかな?」
俺は遥花の爆乳を見つめて言う。
「大丈夫だよ、お風呂ちゃんと広いから。もう、エッチ♡」
「あはは……じゃあ、入る?」
「うん♡」
◇
「じゃあ、背中を洗ってあげるね♡」
遥花はスポンジを持って言う。
「ゴシゴシ、と。どう、気持ち良い?」
「うん、ちょうど良い力加減だよ」
「じゃあ、このまま続けるね」
嫁に背中を流してもらうなんて、最高だな。
まあ、まだ結婚していない僕らだけど。
もう、夫婦同然の生活を送っている訳であって。
むにゅっ。
「……ん?」
僕は顔だけ振り向く。
「なっ……」
「えへへ♡」
いつの間にか、遥花は胸で僕の背中を洗っていた。
「ちょっ、それはまずいって!」
「え、どうして? 嬉しいでしょ?」
「嬉しいけど……遥花のおっぱいの威力がすごすぎて……ヤバいって」
たぷぷん♡
「ちなみに、こんなことも出来るよ?」
遥花は僕の腕を挟んだ。
「なっ!?」
「ゴシゴシ、と♡」
「は、遥花。まさか、将来家計のためとか言って、そういったお店で働いたりしないよね?」
「安心して♡ あたしは幸雄だけのモノだから♡ もしお金に困っても、そんな仕事は絶対にしないもん」
「そっか、良かったよ」
ザバァ。
「「ふぅ~……」」
二人で湯船に浸かる。
「すごいなぁ、大きいのが浮かんでいるよ」
ぷかぷか。
「やだもう、エッチなんだから♡」
「けど、これは誰でも見ちゃうよ。108cmとか、凄すぎだから」
「まだまだ成長するよ♡」
「いやいや、もう良いでしょう。オールワンまでって約束だったよね?」
「けど、おっぱいが勝手に育っちゃうもん♡」
「もうダメだぞ~、おっぱいちゃん」
「誰がおっぱいちゃんよ。山本さんか」
「いや、そのおっぱいに言ったんだよ」
「じゃあ、おっぱいに謝って」
「ごめんなさい」
「素直な旦那さま♡」
遥花がちゅっとキスをして来る。
「ねえ、もっとチューしよ?」
「うん」
僕は遥花を抱き寄せて、キスをする。
「んっ……はッ……あっ」
遥花のなまめかしい吐息が耳に触れると、ドキリとする。
「ちょっと、耳を噛んでみてくれる?」
「こうかな?」
「あッ! すごい……あっ……」
それからしばらく、僕らは仲良くお風呂に浸かっていた。
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