#9 新たな事件と面倒な三角関係。 【2】
さっきまで拗ねていたのに【事件】
というワードを聞いたらすぐに起動した。
『勘違いしないでおくれ、アタシが目覚めたのは
俊輔に事件を捜査させる為なんだからさ。あの女の為じゃないよ。』
「分かってますよ、トクヨさん。それにしても
あの人が僕に頼みたいって一体どんな事件なんでしょうか?」
「そんなの知らないよ。とにかくあの女から話を
聞かない限り話は進まないのは確かだね。」
トクヨさんのその話を聞きながら僕は宇垣さん
の跡を着いていき,行き着いた先は愛知県警の休憩所だった。
すると彼女は缶コーヒーを僕の座ってる机の前に置いた。
「ねぇ、ココ、明日一緒に捜査,しに行かない。」
宇垣さんは自身が持ってたスマホを僕に向けた。それは何と…
「遊園地,ですか?」
するとトクヨさんは怒ったように大きな呼び鈴を鳴らした。
「すいません、すぐ切ります。」
『ふざけんな、このアマ!!アタシの俊輔を…』
すぐに切った僕は平静を装い、宇垣さんにもう一度聞いた。
「それでここで何の捜査をするんですか?」
ー※ー
後日、僕は地味で目立たない服装で名古屋にある遊園地の門前に足を止めていた。怒り狂ったトクヨさんもスマホとして連れ出して…。
※
宇垣さんの〈好きな人に遠回しにデートを誘う恋愛音痴な女子〉設定をここに来て活かせるようになりました。(笑)っにしてもトクヨちゃんも怒り狂い過ぎです。果たして次回はどんな修羅場を迎えるのか必見になってると思います。
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