第24話 鍛冶スキル
今日も早くに目が覚める。と言っても7時くらいなので日本人的には普通くらいだが。
ちなみにこの街では朝9時から3時間おきに鐘が鳴る。夜の9時に最後の鐘がなる。
それはさておき、昨日昼3時の鐘頃に帰ったので、それからギルドに行くとかの予定をしていたがリエンが離れなくなったので断念した。
とりあえず起こせというので起こしてみる。
「リエン、リエン、起きろ」
「ん〜…あと15分…」
…前より若干延びてる
「なら俺は先に行くぞ?」
「駄目じゃ…」
とかこういった問答をしていたら9時の鐘が鳴った。いつまでもこうしていられないので、1回部屋から出て、掃除をしてるアンナに「すまない、リエンを起こておいて欲しい」と頼んでおく。
朝食を済ませ、ギルドへ行く。
「ようこそギルドへ。本日の用件は?」
「鍛冶が出来る道具の売ってる場所を教えて欲しい」
「かしこまりました。こちらクェンタ領のマップ一覧です。鍛冶道具は一般的には武具屋で売ってます。他に手に入れる方法は鍛冶師に直接依頼する、などがございます」
「わかった。ありがとう。手間をかけさせた」
そう言って地図を見ながら武具屋を目指す。
元々地図を見たりしないものだから、少し迷ったが20分程で着いた。
中に入る。
「いらっしゃいませ〜」
「鍛冶をしようと思っているんだが何が必要か知らなくてな。聞いてもいいか?」
「わかりました〜。と言っても打つ場所と槌と材料があればいいんですけどね。1つ注意なのが槌の素材よりいいものを打つと寿命が早く尽きるとと、鍛冶スキルで扱える物が増えていくということですかね?」
「なるほど、レアとかは打ちながら覚えるしかない訳か。参考になった」
「一覧表もありますが?必要でしたら購入していだくことも出来ます。」
「いいや、大丈夫だ。とりあえず、槌を一つ買って帰る。適当に繕ってくれ」
帰るといつも通り不機嫌なリエンがいる。
「ただいま。今朝はしっかり2時間くらいかけて起こしたぞ?俺に非はないだろ?しかもアンナにも起こすように頼んだぞ?」
「今日は起きなかった我に怒っておる。夢の中にお主が出てきて幸せだったのでな。起きれんかった」
…なんだそりゃ
「とりあえず俺は地下に篭もる。鍛冶スキルを使ってみようと思う」
地下に篭もり、石を鑑定していく。
大体がただの石だった。中には銅、鉄、鉄鉱石なども見つかった。少しだけだがミスリルやアダマンタイトとかレアそうなやつもあった。
鉄鉱石の槌を作り、銅の槌、続いて銀の槌を作っていく。鑑定で見ると「○○の槌(良質)」と表示される。
途中で休憩を何回かはさみ、ふと興味が湧いたので魔力を流しながら短刀を打ってみた。
すると「短刀(良質)【耐久値上昇】」となった。
ただすごく疲れるので今日はここまでにしようと思う。
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