第18話 報酬。そしてこれから

さて無事(?)に朝を迎えた訳だが、横の竜人はまだ爆睡をかましている。

8時くらいか?とりあえず、宿の食堂へ行く。リエンは寝てるので置いといて。



朝食を済ませ、部屋に戻るもまだ寝てるので、伯爵からの報酬を受け取りに行こうと思う。

時間指定してなかったな…ギルドで待つか。



と思いきや伯爵のほうが早くから待ってたようですぐに応接室に通された。


「ナオト殿、改めて礼を。ありがとう。助けられた。と今回の報酬なんだが実はまだ決めかねていてな。金銭でいいか?希望があれば聞くが」


「そうだな…思いつくのは今は宿だから家が欲しい。そんな大きくなくてもいいから。2人で余裕を持って住める家がいい」


「2人?ナオト殿は奴隷でも買ったのか?」


「いや、今回の依頼でちょっと拾い物をしたからな。そいつと一緒にいようと思って」


「なるほど。そうだったか。ではこちらで家を選別させて貰っても?」


「いいぞ。ただ風呂があるのが好ましい」


「わかった。迷い人の風呂好きは有名だからな」


「そうなのか。じゃあ、よろしく頼む」


報酬の件は終わったので、リエンを起こしに宿に戻る。

すると案の定機嫌が悪い。


「昨日の夜は仕方ないとするが、なぜ今日起こさぬ?」


「あんなに気持ちよく寝てたら起こしにくいだろう、しかも別に一緒にいなきゃ出来ないって事もなかったし」


「そうであっても、我は起こして欲しかったのじゃ。据え膳は食ってもらえず、朝は起こされず置いていかれ、我はどれだけ嫌われておるのじゃ?」


「いや別に嫌ってるわけじゃねーよ、それよりあと3日くらいしたらここを出ていくからな」


「何があったのじゃ?」


「今回の報酬で家を貰うことになったから。一緒に来ないならここで泊まっててもいいが…」


「お主はまだ我を置いていくつもりか?一緒に行くと決まっておるだろう」


「了解。んじゃギルドに行ってクエストにでも行こうか」


森を探索する。この前かなり深くまで行ったからもっと奥に行ってみようと思う。


リエンが人状態でもかなり強かった。

気になったので鑑定してみる。

リエン Lv47

HP 500/500

MP 470/470


HP上昇 人化 ブレス



かなり強かった。俺よりもずっと。

人間はLv50が限界と言われ、モンスターはレベルに上限は無いと言われている。

リエンはどっちになるんだろうか…

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