第5話 冒険者ギルドへ

さて、ボルさんと別れた訳だが、冒険者ギルドの場所がわからない。

手当り次第歩いたところで悪手なのは草原で思い知ったし…


とりあえずお腹も減ったし腹ごしらえにそこの屋台で飯でも食うか。

「おっちゃん、串焼き5本お願い」

「おう!500エンだよ!」

「これで」

銀貨を渡す

「おう!!9500エンのお釣り。ほいよ。」


うまい。何の肉かはわからないけど、うまい。

銀貨が1万エンか…

金貨はいくらなんだろうか…


「それと冒険者ギルドってどこにある?」

「この道真っ直ぐしばらく歩いたら所の大通りを右に行けば着くよ」

「ありがとう!おっちゃん!」


さて、着きました冒険者ギルド。

昼前だと言うのに酒臭い。夜勤明けで歩きまくって疲れた体にこの臭いはきつい。


時間も時間、テンプレみたいなことも無くカウンターに行く。

「ようこそ冒険者ギルドへ、クエストですか?依頼ですか?」

「登録をしたいんですが」

「登録料5000エンかかりますがよろしいですか?」

「大丈夫です。」

「ではまず、必要事項をこの紙に書いてください。書けない場合は空白で大丈夫です。」


名前、年齢、住所、使用武器、魔法の適正属性。

ナオト、21歳、、、、しか書けない…

ま、いっか、なんとかなる。


「武器や魔法はなにが得意ですか?」

うん。やっぱ聞かれるよね。知ってました。

「すみません。分かりません。迷い人というやつらしくて…」

「なるほど。わかりました。では最初に適正属性を調べますね。この水晶に手をかざしてもらっていいですか?」


受付嬢もフリーズしてるが、俺がフリーズしたい。何か言って欲しい。

属性ごとに色が変わるのに白って?

火は赤、水は青、風は緑、光は黄色、聖は青、闇は黒らしい。

のはずが白。どういう事…?


どうなる??俺??

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