第4話 街の中へ

ボルさんの馬車に揺られて門の近くへ。

まぁ、テンプレよろしくなるんだろうな…



「身分証明出来るものを。」

はい来ましたぁ!待ってましたぁ!!

免許証とかでもいいかな?

マイナンバーカードもあるけど…

両方差し出してみる。

「これは??」


やっぱり無理っぽい…ボルさんヘルプ!!


「この人は“迷い人“です。なので証明できるものもお金もなくて…」

「そうでしたか。失礼しました。もしよろしければこちらで身分証発行とそれに伴う料金の立て替えておきますがいかがですか?」

「それでお願いします」


多くないとはいえ多少いるようでこういうケースもあるんだろうな。めっちゃスムーズ。


ボルさんいわく、「ギルドで身分証を別で作った方がいいですよ」との事。

これもきちんとした身分証ではあるけど、国を移動すると使えないらしく、ギルトの身分証が便利らしい。

冒険者ギルド、商業ギルド、なんでもいいらしい。他にもあるらしいけど、興味が湧いたので冒険者ギルドに行ってみようと思う。


めんどくさいテンプレにならなくてよかった。身分疑われて牢屋へとかなったらたまったもんじゃないからね。


街に着いたのでボルさんともお別れかな?

と思いきやボルさん「お金無かったら困るでしょう。いつか返しに来ればいい。」と言って金貨1枚と銀貨5枚を渡して歩いていった。


イケメンすぎません?惚れるよ?いや、惚れないけども。

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