第6話 魔法使い目指します

「え、、白って、、」

あ、受付嬢さんおかえりなさい。

「どうなんでしょうか?」

「えーっと、少々お待ちくださいね」


「はい。少し信じられませんが、全属性の適性を持っていると白く光るらしいです。らしいというのも見たことも聞いたこともないので、憶測ですみません」


おい他の異世界人。嘘だろ?

「えー、どうしたらいいですか?」

「1度上の者に報告してきますので奥でお待ちください」

奥に案内された。えらい豪華そうな部屋だ事。


5分ほど経ってノックがされる。

「ここのギルドマスターのウィルと言う。君が全属性持ちと出たナオトかな?」

「そうらしいですね。実感無いですが。」

しかしこのウィルって人。ものすごいシブメン……今めっちゃどうでもいいか。


「全属性っていうのは過去に英雄だとか勇者だとか言われた人間がそうだった」

「いや、自分そうじゃないんで。そんな大それた人間じゃないんで」

全力で否定しておく。

「まぁ、本人がそういうのであればそれでいい。ジョブは魔法使いとかにするつもりかな?」

「まぁ、魔法しか調べてないですけどそれでいいですよ」


ギルドマスターとの面会はこれで終わり、ギルマスは出ていった。

その後受付嬢から軽い説明を受け、10級ライセンスを発行してもらい、おすすめの宿を教えて貰いギルドを出た。


宿へ行く。《とまり木》という宿屋を探す。

ここかな?意外と近くにあった。

「いらっしゃませ。宿泊ですかお食事ですか?」

「宿泊で」

「1泊3000エンです」意外と安い。

「とりあえず10日分で」

3万エン渡し、鍵を受け取る。

「お部屋は2階の1番奥です」


部屋に着き一息。

気になってたSPを弄ってみる。なんとこれはスキルが取れるらしい。

《火魔法》《水魔法》《風魔法》《光属性》《聖属性》《闇属性》をそれぞれレベル3まで上げた。レベル1にするのにSP1、2にするのに3、3にするのに5と若干分かりにくいが法則性は掴めたのでどんどん消費していった。残りのSPは46。

魔法使い目指そう。頑張ろう。

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