第50話クリス・テラルト
私は、小さい時から日本のアニメに憧れ、よく見ていた。
特に可愛い少女が主人公の魔法少女マジカルマロンが大好きで、いつかこのアニメの聖地日本の石垣島に行きたいと思っていた。
そしてハイスクールを卒業した時、親友のキャサリンと一緒についにその聖地に行くことにしたのだ。
二人共に家族と一緒に沖縄に来て、フリーになった時、それぞれ行きたいところに行動する事になった。
私とキャサリンは当然魔法少女マジカルマロンの聖地石垣島に行く事にした。
石垣島では、私とキャサリンはホテルを取り2日の予定で、聖地巡りをする事にした。
1日目ホテルで食事を食べた後、夜のビーチを二人で見に行った。
この時私達は日本は治安がいいと安心仕切って凄くラフな格好で、動いていた。
夜のビーチを二人で楽しんでると、地元の男性数人現れ、カクテルバーに行こうと誘われる。
私達は何の疑いもなく楽しそうな彼らに案内されて、カクテルバーに行った。
私もキャサリンもそんなにお酒は強くなく、男性達に言葉巧みに進められ、強いカクテルと知らずに飲んでしまった。
当然、私達はフラフラで立てなくなり、男性達がホテルまで送ってくれる事に、ここまで紳士な対応で安心して、男性達に身を任せてしまった。
この後、私達は男達に怪しげな場所に連れ込まれ、服を脱がされその様子を動画に撮られ、縛られ様々な卑猥な格好をさせられた。
私もキャサリンも泣きながら許しを願ったが、男達は、さらに日本人女性も裸にして、私達と性的な危惧を装着してまぐわる姿を撮影続けた後、撮影していた男達数人が裸になり、私達の身体を舐め回してくる。
私もキャサリンも、これからさらに男達が加わり犯される事がわかり、叫び続けた。
日本人の女の子も同じ様に叫び助けを求めた。
男達はニヤニヤ笑うだけで、焦る様子もない。
私達は、ああそういう事なんだと諦めた。
たぶんこの場所は、こういう連中が集まる場所なんだと、だから回りは反応しないんだと…
男達は私とキャサリンのあそこに入ってたおもちゃを引き抜かれ、男達が身体を重ねようとしてくる。
その時、急に騒がしくなる私達に重なってた男達も身体を離し警戒をする。
すると、男達が叫び、物が壊れる音が響く
「てめえーここは立ち入り禁止だ!」
ドカーン!
ガッシャーン!
「I came to look for my sister」
「てめえ何言ってやがる!」
「My sister came to help me」
私達は、助けに来たと聞き、叫ぶ
「「Help me!」」
「助けてぇーー!」
「屑!邪魔をするなぁーー!」
ドカーーン!
ぎゃー
「おい!相手はガキだ!何をやってる!」
ぐぇー!
ぐわー!
男達は次々倒されて行く。
そして私達の前にそのヒーローが現れる
私もキャサリンも思わず叫んだ
「「マロン!!」」
可愛い少女が私達の前に現れ、私達の裸にされて局部を晒されてる姿に怒り、10人はいた男達を凄い勢いで、倒していく。
「あなた達みたいな屑は絶対許さない!」
ドカ!ドカ!
ドコ!ドコ!
「Sister, I'll help you, so wait」
私達は男達を圧倒的強さで倒して行く姿にドキドキして見ていた。
男達は、全員女の子に倒されて拘束されていく。
女の子は私達の姿を見て泣きながら謝り、拘束を外してくれる。
『お姉ちゃん It was painful…』
私達は、この少女が私達を見ての発言と行動に、この少女の優しさに救われた気持ちになった。
少女は丁寧に拘束を外してくれマスクやお尻に刺さってたものも抜いてくれ、私もキャサリンも日本人の女の子も、助かったと言う安心感で女の子に抱きつきた。
女の子は、どこからか濡れたタオルを持って来て、私達の身体を拭いてくれた。
ずっと優しく安心するように英語で話してくれた。
『ごめんなさいもう少し早く来れたら良かったのに…辛かったね、綺麗にしてあげるね』
私もキャサリンもこの子の優しさに救われた。
その後私とキャサリンは、警察で聴取を受け、私達の両親がカナダでも有力者で、画像等々は全て削除され私達は両親に迎えに来て貰った。
少女ともう一度会ってお礼いがしたいと思ってたが、その子は会う事を拒否した。たぶん会うことであの時のことを思い出すからと…
ほんと優しい女の子だった。
私もキャサリンもあの時から少女の事が忘れられず、お互い別の道に進んでも、連絡を取り合い再び日本を訪れ少女を探す事を胸に秘め、仕事に打ち込んだ。
おかげで、私は世界的にも医学の世界で注目される存在になり、スポーツ選手の間では、名前を知らない者はいないくらいになった。
私は、日本の有名プレイヤーのリハビリ治療を破格の待遇で受け日本に来ていた。
そしてずっと探し続けていた少女を見つけた。
それは、わたしが好きな日本のアニメソングの動画サイトを見ていた時、一人の少女が私の好きなアニメソングを歌っていたのだった。
「この子…嘘…
やっと見つけた…ぅう…」
私は、必死になってその動画サイトからその少女を追いかけた。
そしてついに一つの募集を見つけた。
急募理学療法師
可愛い女の子の写真と条件が載せられていた。
女性限定、1回の施術、サポートは私が普段行う料金の50分/1の金額だった。
私は文句なく応募した。
すると私の実績とか関係なく面接を受けてからでないと、ダメだと電話で言われ、それでも私は受ける事にした。
面接は無事に受かり、いよいよ久々の対面に、私は恋する少女のようにドキドキしていた。
そして面談の日
私は、あの少女に会うために一生懸命日本語を勉強しマスターした。
「初めまして、クリス・テラルトです。よろしくお願いします。」
「私は笹本菫です。この子の母です。」
あの時とほとんど変わってない…
すごく可愛い…
「あぅ…そ・ソラなのです。」
…?緊張してる?
何か少しおかしい気がする…
この笹本菫は、日本の一流企業の会長で、世界的にも名の知れた女性だ。
その方が直接面接するほど、大切な子供…
そんな事は私には関係ない…
今は私の恩人に少しでも恩返しをしたいただそれだけだ…
笹本氏に私が日本の通常費用で募集に応募した理由について質問される。
「クリス様は、世界的にも有名な理学療法の方ですよね。
どうしてこのような日本の一般の募集を受けたのでしょうか?」
まぁ当然か…
さてどうする正直に話すかどうか…
「クリスさん…?」
私は募集の内容から思った事を答えた。
日本語で上手く伝えるのが難しいので、英語で伝えた。
「I thought it was mentally difficult」
それで菫は理解したのか、認めてくれ、私はあの子のリハビリを手伝う事になった。
リハビリは、ほぼ毎日月1回の病院の検診の付き添い、住み込み食事付きで契約した。
はぁ…やっとあの子に恩返しができる…
そう思ってたら菫さんが、初めて会った私に何故か空ちゃんの事で話があると、部屋に呼ばれた。
菫は、二人を微笑ましく見つめる
「そういう事ね…なら納得ね」
今までの思いがこみ上げ暫く泣き続けた。
菫さんには、全て話し、そして私は、空ちゃんのリハビリのサポートする事が認められた。
そしてこの後、空ちゃんから驚きの事実を聞かされ私は嬉しくて飛び上がりそうになった。
なんと!空ちゃんは、男の子だったのだ。
世界でも珍しい特殊な身体の男の子だった。
私は嬉しくてすぐにキャサリンに連絡をとった。
勿論空くんが男の子だと言う事は言わずに、キャサリンも私と同じあの時の空くんに恋したままだから、会った時にビックリさせてやろう。
フフフ…
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