第43話笹本恵美理
私は、笹本恵美理、学生時代は、海外に留学し国際的な視野を広めるため交流を深め多くの友人を得た。
そのおかげで、母に任された、企業を国際的な食品企業に成長させた。
こんな私が、未だに結婚できないのは、あの事件があり、男性恐怖症がぬけないからだった。
あれは友人と沖縄に行った時、数日前にホテルの路地裏で、地元の悪いグループが、女性に乱暴しょうとして、逮捕される事件があった。
それで私達は、警戒をし夜は町を出歩かないようにし、できるだけタクシーを使って移動した。
私達は、大学時代のサークル仲間、男子3女子2名のグループで、男子は皆友人の紗英子が目当だった。
ブスの私は、引き立て役で男子からは相手にされなかった。
今回の沖縄も、紗英子が大学最後だから思い出にと、沖縄旅行に無理やり誘われた。
紗英子は、男子と夜はホテルでよろしくやってたみたいだけど、私もいろいろ楽しめ本当楽しかった。
何事もなかったので、気がゆるんだ私達は、3日目の夜、男子が仕入れてきた情報で、地元で有名なライブバーで、昼と夕方の2回やってるから行こうと言われた。
私達は、タクシーで移動して目的地のバーに着くと、その日は夕方と夜の公演だとわかった。
せっかくだからと、時間まで付近を見て回ろうと言う事になった。
近くのネットで人気のレストランに入り食事をした。
男子も紗英子も、昼間からテンション高く、お酒まで飲んでいた。
私達はライブ開始まで後少しなので、酔いざましで、移動してたら酔ってる4人は、メイン通りから外れてしまった。
私は、道を間違えてると、4人に言っても、気持ちが大きくなってる4人は、大丈夫と言うだけだった。
私は、仕方なくついて行くと、地元の男子達が、紗英子をイヤらしい目つきで見てるのを、自称紗英子の彼氏が絡んで行った。
私は思った
『バカなの?ここ地元よ!数日前に暴行未遂事件あったばかりなのよ!』
私の心の叫びもむなしく、逆に紗英子が応援までする始末だった。
調子にのって他の二人も出ていく、まぁ3人は何か武道やってて、喧嘩も強い見たいだから大丈夫かと思って見ていた。
予想通り、紗英子をニヤニヤ見てた男子は、自称彼氏達にボコられ謝っていた。ところが、そのうちの一人がとんでもない人達を連れて来た。
『あれどう見てもアメリカ軍人…
身体が大きく腕なんて丸太…
これってヤバくない…』
案の定軍人達は、英語で何か言って来て、自称彼氏達に殴りかかる。
向こうは戦闘のプロ!差は歴然で自称彼氏達はボコボコにされ、私と紗英子は軍人達に無理やり連れて行かれた。
連れて行かれた場所は、まだ営業してないクラブ?バー?
私と紗英子は無理やりボックス席に座らされ、お酒を飲まされる。
お酒も回り気持ちよくなり、自分を見ると、全て下着も服も脱いでしまっていた。
紗英子を見ると、泣きながら軍人に犯されている。
私は、ブスでスタイルも悪いから、相手にしてこない?と思ってたら、二人の軍人に無理やり腕を捕まれ裸で縛られ吊るされた。
ロープで縛られ、吊るされた身体を、激しく鞭打たれる。
私は、この時何もかも諦めた。
その時店の扉が開く
「おはようございます、注文のビールとウイスキーです。」
私は声の方を見て叫んだ
「助けてーー!」
『こっちに来てくれた。え!女子高生?小さくて眼鏡かけてて顔立ちはよくわからないけど可愛い女の子、ごめん巻き込んでしまって…』
でもその子は、男に対して怯む事なく私達を指しながら
『Release the woman's hand!』
すると声の主は、英語で軍人に捲し立てる
『Release the woman you're catching!』
『Noisy little woman!』
『Call the police!Violent man!』
男達は警察に通報すると言われたとたんに、その子に襲いかかる
look!
ブン!
ブン!
スカッ
スカッ
『I'll make you naked too』
「馬鹿裸になんかされないから!」
りゃー
ドカ!
ぐぉー
ドカ!
ぐぅー
女の子がうずくまる軍人に指を指し叫ぶ
『Put a stupid man in a cage!』
りゃ・りゃ・りゃ・りゃ・うりゃーー!
ドカ・ドコ・ドカ・ドカ・ドス!
ぐぁー
バタン
女の子が軍人二人を相手にしてる隙に、紗英子が私の拘束を外してくれて、二人でてを握り女の子を応援してた。
私達二人は、女の子の強さに驚き、紗英子が興奮する。
私も、あの大きなガタイの男二人を相手に怯まず、戦う姿に興奮してドキドキが止まらなくなる
「何あの子!無茶苦茶強いじゃん!カンフー映画見てるみたい!凄い凄い!」
「うんうん♪凄いジャンプ力!うわー相手の頭空中で蹴ったぁー」
女の子が一人を倒して残りの男を手を前にだし、挑発する
『Come on』
ヒョイヒョイ
男は怒り女の子に走っていく、勢いをつけて殴りにいく、女の子は男のどこかを蹴り、体制が崩れる男のパンチをかわし、そのまま腕を持ち投げる
りゃーー!
ぐぁーー!
ドスン!
りゃー
ドス!
『Reflect on the police!』
もう圧巻だった。勢いよく殴りかかる腕を持ち体制を崩して、腕が折れるんじゃないかと思うくらい、あんな投げかたされたら、だから男は凄い痛がりようだった。
倒れた男に、女の子はすぐに鳩尾に肘を打ち込んで気絶させ、残った日本人の男達は、あっという間に瞬殺され床に寝ていた。
結果私達は、小さな女子校生?の女の子に助けられた。
その子は、私達に服を渡してくれて、警察に通報してくれ、そのまま帰ってしまった。
後で聞いた話しで、前回の暴行未遂事件もその子が助けたらしい、私達はその子にお礼が言いたいからとその子の事を警察官に聞いたが教えてくれなかった。
その後、その子の事を調べるもわからず、私はその後、母の事業を手伝い多忙な日々を送り、食品会社を立ち上げ、数年で、日本でも上位に位置する、総合食品会社にまで成長させた。
今では、ヨーロッパ、アフリカ、アジア、アフリカ、北米、と世界に進出する企業に成長した。
私は、あの事件以来、男性が怖く手をつなぐことすらできない、当然男性との色恋は全くない
そして今回、サクラグループ主要企業が集まる重要会議があり出席した。
そこで私は、ずっと捜していた私の王子様を見つけた。
その王子様は、お母様も妹も、深く関係していることがわかり驚いていた。
そして私は、10年ぶりに再開する事になる、そのパーティーに参加するために会場に足を運ぶ、はぁーいよいよだ♪
私の王子様は、ホントに女の子ではなく男の子だった。
新川空様早く会いたいです
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