第7話お迎えは・・・ (改)

なんだ、身元引受人?


誰よそれ?えーーー!


嫌な予感しかしないよ・・


仕方ない安西さんの携帯のデーター登録LI〇EのID入れてっと、あぁどうなるんだろ・・


ん?LI〇Eにメッセージ来てる


風香?だれ?

しかも色っぽいドキドキするアイコンだし


風香

【あなたの可愛い写メは厳重に保管してるから安心して、送り主の写メは消去してもらってるから安心してね♡安西風香】


「えーーー!」


空の驚く声に正木が反応する


「どうしたの空ちゃん?」


空は慌てて謝罪する


「いえ、なんでもありません、ごめんなさい」


正木は空を心配して注意をする


「さっき連絡あって、もうすぐ君の身元引受人の方が来るから、いいかい何があったか知らないけど、そんな大きなリュック背負ってウロウロしてたらダメだぞ!

迎えに来てくれる、東京の親せきの方にちゃんとお礼を言うんだよ」


「はい・・・」


一応返事はしたけど・・え?東京の親戚って誰れ?安西さん誰に連絡したの?


ん?


ピコン♪

風香【空ちゃん♡お姉さんが、東京の知り合いの人に連絡してあげたからね。

空ちゃんの写メ見せたら喜んで迎えに行くって言ってくれたわ。

その人は私のお姉さんだから安心していいわよ】


ピコン♪

風香【私もひと段落して休暇取ってどこかに行こうと思ってたから、姉さんの所に行くからまた後でね】


ピコン♪

風香【それから着替えたらダメよ!】


ピコン♪

風香【可愛いよ空ちゃん♡】


何これ・・安西さんのお姉さんか・・誰だろ。今は早くここから脱出したい、覗いてる人多すぎ


☆・☆・☆・・

そのころ真帆は


駅に反応あるのに見つからない、空どこにいるのよ・・

駅舎の入り口人が多いなぁ・・

交番?何かあったんだ・・


人の多いところで、私がマホとばれたら大騒ぎになるかもだから、近づくのは危険ね・・


でも気になるから少しだけ覗いて見よ


「あの子かな?ん?こっち向いた、可愛い女子高生・・

なるほどそれで、こんなに覗く人がいるんだ、私も気づかれる前に退散しないと、でもGPSはここ示してる・・

あ!そっか空携帯落としたんだ!

それでだ!もう少し人がいなくなってから来てみよ」


☆・☆・☆

「梨香お姉さん、いまいい?」


突然の妹からの電話に真帆の母梨香は驚きながらも答える


「あら風香突然どうしたの?元気してたの?今は家でくつろいでるわよ。何かしら?」


風香は姉に今東京駅にいる空の事を上手く言い訳をしてお願いする


「お願いがあるの。私が関係した事件の被害者の子が東京でちょっとトラブルに巻き込まれて、今警察で保護されてるのよ。

その子は事情があり、保護者が迎えに来れないくて、私の代わりに迎えに行ってほしいんだけど・・」


梨香は今すぐは動けない事情を風香に伝える


「別に構わないけど、私も今真帆からの連絡待ちなのよ、動いてあげたいけど・・


風香は真帆と聞いて思い出しながら答える


「真帆ちゃんかぁずいぶん会ってないけど美人になってるでしょうね」


梨香は風香がファッション関係には全くの無頓着なのを思い出し真帆の事を話す


「あら、あなたは相変わらずファッションとか興味ないのかしら、真帆は雑誌○○の専属モデルで、○○○化粧品のCMにも出てるわよ」


風香は真帆がそんな有名人とは知らず同姓同名と思っていた。


「えー!あの子だったの!

まさか同姓同名と思ってたから気にしてなかった・・

ならお姉さん、大丈夫真帆さんにも関係することだから、これ見て」


風香は梨香に空の写メを送る


ピコン♪


「え?LI〇E?」


風香【お姉さん、この子が迎えに行ってほしい女子高生なの】


   《写メ》


梨香は送られた写メを見て嬉しそうに答える


「・・・・・!!何この子!可愛いわ♡」


風香も私のことよくわかってるわねウフフ


「わかったわ!すぐ迎えに行くわ!

何その時旧姓の安西を名乗ってあなたの姉で迎えに行けばいいのね。

え!

あなたもこっちに来るの?

あなたも可愛い子大好きだもんね。いいわ待ってるから」


真帆にもメッセージ入れてっと、これで大丈夫ね


「紫苑、お母さんこれから出かけてくるからお留守番お願いね。

今日真帆も帰ってくるから、夕飯多めに作っといてくれる」


真帆の妹紫苑は梨香の真帆が帰って来る話に返事をする。

紫苑はリビングに戻ると梨香の携帯を目にする


「はぁーい♪お母さま、お姉ちゃんも帰ってくるんだ。

お母さんは、着替えてるのか?・・・携帯・・写メ・・え!何この可愛い子!

キャー!この子も来るの?え!違うの?

なに? あれ… でもこの子どこかで見たことあるような…」


梨香はリビングに戻り自分の携帯の写メを見てはしゃぐ紫苑を見て微笑みながら諫める


「あらあら紫苑そんなに興奮しないの!

あなたも同じなのねぇ・・可愛いもの好きはウフフ・・楽しみにしてなさい」


紫苑は嬉しそうに返事をする


「はい!お母さま♪この子が来るなら美味しい料理いっぱい作って待ってます」


梨香は携帯を持ち家を出て車に乗り込む


「じゃ行って来るわ」


紫苑は写メの女の子が家に来るのが嬉しくて声をあげてしまう


「わぁ楽しみぃ~♪」




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