第6話 わがままな王様と王宮執務室 Ⅱ

地方の領土から参内にやってくる貴族のための宿泊施設が王宮に用意されているが、そちらでの部屋付のメイドとして、陛下に対するのと同じ様にお仕えする仕事もある。

貴族たちは何日間あるいは何週間もの旅の末に王都に到着し、とてもお疲れ様となっているので、国王との謁見前に王宮内で数日の休養が与えられ、旅の疲れを癒すわけである。奴隷メイドの”ご奉仕”付きの休養だ・・・。


かくして、謁見当日、緊張にこわばった来訪者に陛下はニヤリとしてこういう、

「これで貴卿と余は穴兄弟となったのである、」

と・・・。

これが、陛下定番の寒い下ネタで、言われた方が返答に窮している姿を見て

「ウァッハッハッハ~」

と一方的に呵々大笑するのを楽しみにしている。


まさにセクハラ・女性蔑視以外の何物でもないのであるが・・・時代は封建時代の中にあり、家名や地位の名誉こそ極めて重視されているが、個人の名誉なんてのは見栄・虚栄と紙一重と考えられている時代なのである。そう言うことでお許し願いたい。

しかし、そんな時代であったとしても、これは流石に下品である。王妃達からは非難轟々であるが、この王様・・・一向に止む気配はないのだ。



ボルツ伯爵という方がいる。

王国で何人かいる領地付の伯爵の一人で、特にこの人はウェルシ公国との国境地帯にその領地があり、国境伯とも呼ばれている重要人物だ。

このボルツ伯爵には頭痛の種があった。

後継者の事である。

彼には30歳過ぎといい歳になった一人息子がいた。名前をアルミンという。

・・・残念ながら無能の人であった・・・。

ただ単に無能なだけでなく、自身が無能である事を認めることもできない人でもあった。

このような人は一切合切の責任を環境や周囲の人々のせいにしてしまう。その結果、自分の無能を補うべき人材:補佐も得ることもできないものだ。


全く持って残念な無能の人であったのである。


王国は高位の貴族の無能に対しては手厳しい。

特に国境伯ともなれば、その責任は広い領地だけでなく王国の防衛や外交問題にも関わってくるために、その職務を全うするには相当に有能であることを要求する。

これができないと言うのであれば、即、お取り潰しの憂き目にあう。

家督相続の問題が高位の貴族にとって頭痛のタネになるのはこのためである。

高級貴族も決して楽ではないのだ。


このボルツ伯爵が、領地経営の報告のためとの事で謁見に来られたのである。

例のごとく、奴隷メイドの私は謁見前の休養のための”ご奉仕”につくこととなる。


午後過ぎに到着して、宿泊所に入って来られた初老の伯爵は旅に疲れ切った様子で、無口でぐったりとしていた。とりあえず部屋着に着替えさせ、お茶をお出しする。

部屋の中にお茶の香りがあふれてくると、ようやく口が緩んできた。

「いや今回は参った、参った。」

「ご道中、ご苦労様でございました。ご夕食は、こちらの部屋までお持ちいたしましょうか?」

「ああ、そうしてくれ。それまでひと眠りしたい。」

「添い寝してよろしゅうございますか?」

「えっ、ああ、そうだったな。まだ陽が高いのに、それはいい。」

「それではご夕食の時間はいかがいたしましょう?」

「そうだな6時かな。」

「いつも、少し前後してしまうのですが、できるだけご希望に沿うように厨房に申し付けてまいります。その後、隣室で控えておりますのでいつでも呼び鈴で及びくださいませ、お食事の用意ができましたら起こしにまいります。ではごゆっくりと。」


この後、夕食となり湯浴みとなるが、当然お風呂はご一緒であり、そのままベッドインということになる。これが初日のパターンである。


この日、伯爵はよほど疲れていたと見えて、風呂では垢をこするだけであり、ベッドの中では布団を温めるだけであった。

それでも一晩を同衾して過ごし、疲れも落ちてくると、気心も知れて言葉数が増えてくる。

朝から道中の出来事や王都での土産物の買い物の事などいろいろと話かけてくれる。それにいちいち嬉しそうな顔で頷き、時には問いかけもする。

普通のメイドとは違い、かなり立ち入った関係になるのが奴隷メイドの”お仕事”なのだ。


その日は、お忍びの観光と土産物の買い物に付き添う事となった。

護衛を第1騎士団に頼むと、爽やかなイケメンお兄さんの騎士がやってきた。

「初めまして、本日お忍びで王都の視察をなさるということで護衛に参りました。第1騎士団所属の騎士ジェームス・デニスと申します。アマート伯爵家の下の子爵アーロン・デニスの長男であります。よろしくお引き立てのほどを。」

初見の挨拶を受けて、ボルツ伯爵は返事もせずにジェームズをしばらく眺め、次に深いため息をつく。

そして、真っ先に出てきた言葉は、

「立派なご嫡男を持ったデニス子爵がうらやましい・・・、いや失礼、今日はお世話になりますよ。」

というわけで、王宮の通用門から街馬車で街頭に繰り出していく。とりあえず、公爵の甥が司祭をつとめているというウルミ寺院に向かう。

馬車の中では当日の役割の申し合わせもしたりする。

「そう、伯爵なんぞという立場では町中はうろつきにくいので、私は田舎から出て来た男爵ということにしましょう。そして、あなた達はその息子夫婦ということにして下さい。田舎男爵の一行が親子水入らずで王都見物を楽しんでいる、そんな風にしていただければ・・・、

よろしいですかな?」

「いや、伯爵の御曹司というのは正直恐縮いたします。」

「アッハッハッハ、ご遠慮ないように、大いに楽しみましょう。それはそうと、もうご結婚は?」

「いえっ、わたくしはまだまだそのような。」

「ほう~、ではいずれ善き方をご紹介いたしましょうかな?

あっ、いやっ、これは迂闊なことを、

勝手なことをしてはアマート伯爵から叱られますな、アッハッハー。」

公爵はこの爽やかイケメン騎士がよほど気に入ったらしく、すこぶる機嫌がいい。

やがて馬車はウルミ寺院に到着する。何でもない、ごく普通の教会である。ただ司祭は、まだ若く30台初めのように見える。

この歳で司祭を務めているのはよほど有能な聖職者に違いない。

「叔父上、お久しぶりでございます。」

「いや、こちらこそだ。神学校に行くと聞いたときは、涙が出そうになったが・・・。しかし、早々に司祭にまでなるとは、流石にお前らしい。」

「申し訳ありません。」

「いや、あやまることはないのだ。悪いのはこちらだ。お前の立場を潰し、居れなくしたのはバカ息子のアルミンなのだから。

わしは、申し訳ないと思っておる、いや、情けない・・・、ただ情けない。」

「いえ、けっしてそのような。私はもともと、信仰の道に進むことを望んでいたのです。それで、御家を飛び出して教会に入ったのですから・・・。

ただ、正直申しまして、御家の事は心懸かりであります。

必要な時が来たら、できるかぎりのお手伝いはさせていただくつもりでおりますから。」

「済まない・・・。」

伯爵の目が潤んできてきた。

そして、騎士に預けていた金貨の入った革袋をわたし、

「教会への寄付は別にさせていただく、このようなものは今のお前には必要ないと思うが、万が一のこともある。預かるつもりで受け取っておいてくれ。」

そういうと、革袋を受け取った司祭の両手をそのままギュッと握りしめ、その手にはとうとう涙まで落ちてしまっている。

何やら、伯爵・バカ息子・できのいい甥の3者で家督相続をめぐる何かがあったようだ。


馬車が寺院から出て繁華街に至るころになると、もう伯爵の表情は明るく戻っており、先程の陽気な”アッハッハッハ”が続いている。

その後は、奥方へのお土産に宝飾店へ。私にもちょこっとプレゼントがあった。

そして、10歳になるお孫さんへのお土産に、なんと武具店へ。王国の貴族は武人であることも要求されており、若くから剣を振って鍛錬することが普通である。お孫さんの練習用の剣を購入すると同時に、付き添いの爽やかイケメン騎士には美しいナイフをプレゼント。

その後は、誰某のお土産のために何々店に、その後は・・・、要するに楽しく買い物について廻り、そして一日の締めは、高級レストランでの会食。

このころは、公爵はご機嫌様で饒舌になっている。特に孫の話がしたいらしい。

「いや、アレ(孫の事である)は幼いながら賢くてね~。親のアルミン(バカ息子)とは大違いだ。」

「まだあの歳で、こんな手紙だって書いてくれたんだ。」

そういって、懐から、孫が書いてくれた手紙を出して見せる。この人の宝物らしい。

畏れ入りながらも、好々爺ぶりに笑ってしまう。


こうして王宮に帰り、伯爵の枯れた一発を受けた後の寝物語である。

”今日は楽しかったよ”、と仰せの後で、バカ息子とやらのボヤキを散々に聞かされた。

「無能なら無能で、おとなしくひとの言う事を聞いてればいいのに、無理に自分でしようとするから、結局、後始末をしないといけなくなる。何より、領民が被害を受けているということがわからんのか!」

「アイツが悪い、コイツのせいだ、と言い訳するが、何より自分が悪いのが全く分かっていない!」

色々と不祥事があるようだ。

「子分の子爵連中も、自分らの都合であのバカ息子を無理矢理にかつぎ上げようとする。それで、これからもやっていけるとでも思っているのか。頼みにしていた甥はそのためはじき出されて、教会に入ってしもうた。」

家督相続をめぐって、陰ではちょっとした御家騒動になっているようだ。


3日目、この日は、腰が少し痛む(前日の晩、張り切り過ぎたらしい)とのことで、王宮内をのんびりと散歩して過ごすことになった。

飾ってある絵や彫像を知っている限りご説明申し上げ、王宮内を案内して廻った。

いよいよ翌日は謁見の日である。食事は王宮内の食堂でするとのことで、その間、伯爵から少し離れる時間が取れたので、急いで元締めの所へ報告に走る。


「どうやら、ボルツ伯爵の御家では家督相続で厄介なことになっているようです。」

「ウルミ寺院の司祭が甥で、この人は優秀な方で、伯爵としてはアテにしていたようですが、御家騒動ではじき出されて、教会に入ってしまったとの事。」

「伯爵には10歳になる自慢の孫がいて、可愛くて仕方ない様子。」

元締め曰く、

「やはりそうかい。まあ、よくあるやつだね。まあ、その線で進むと思うよ!

とりあえず、上に報告してくるから。

まあ、ご苦労さん。」

と言って、部屋から出ていく。

3日目の夜は、添い寝をするだけで何もなかった。やっぱり腰が痛かったらしい・・・。


そして明けて謁見の当日、伯爵は緊張して執務室に出かけ、1時間程で部屋に戻ってくる。

と、ホッとした表情で話しかけてくる。

「ありがとう、おかげで悩みの種が解決しそうだよ。」

そして、肩を抱きながら耳元で呟く、

”おとといの晩、一生懸命に腰を振った甲斐があった、”

と。

そうして、帰っていく伯爵であった・・・。


後で、元締めに聞いてみる。

「ああ、よくあるやつだね。家督相続というのは問題になりやすいからね。でも、大っぴらには相談出来ないだろう。

微妙な問題だからねぇ。

だから、こうして腹の探り合いで相手に伝えることになるのさ。」

「じゃあ、私は伯爵の手の平の上で踊っていたのですか?」

「ハハッ、よくわかってるじゃないか。表立っては言いにくい事を、お前さんを通じてこちらに伝えるために一芝居していたんだろうよ。しかしね、そのことを正確に理解して伝えることのできる奴隷メイドは正直言って他にはいないんだ。お前さんは十分に優秀だよ。」


ちなみに、この相続問題はこの後どうなったかというと。

まず、バカ息子の不祥事が隠密らの調査によって並べ立てられ、バカ息子:アルミンへの家督相続は王室から正式に拒絶されることとなる。そして代案として、伯爵の孫に相続が勧められる。ただ孫はまだ年少であり、条件としてウルミ寺院の司祭をしている甥が、摂政兼後見人として付くこととなっている。

この案が伯爵家に受け入れられると、甥の司祭は伯爵領内の寺院に配置換え(王室から教会に強い要請があった)となり、幼い次期伯爵の後見人となった。

一方、バカ息子のアルミンは王都に呼ばれ、閑職が与えられて奉職することとなった。

この一件はこれで丸く収まったのである。


この後、伯爵から贈り物と一緒に手紙が届いた。

恐縮するような篤い礼の文言に続いて、

”ボルツ伯爵家として今回のことは恩義として承知している、不安な身分(奴隷ということである)でもあり、今後困った事もあり得よう。その際は必ず援助するので是非知らせるように・・・云々・・・、”

というものであった。この手紙を元締めに報告すると、

「いい話だね~、あんたをあのボルツ伯爵家担当の隠密元締めにしようかね~。」

「・・・・・・。」

「アッハッハ、冗談だよ。そんな御役目なんて無いからね。でも、その手紙は大事にしておきな。いつかあんたの身を助けることになるから。」

それから、贈り物への礼状を書くのに、元締めに手ほどきを頼んだ。わざわざ頼んだのは、奴隷の私が伯爵へ手紙を送るのは、流石に礼儀上大丈夫なのか判断が付かなかったから。また何よりも、2重スパイを疑われるのが怖かったからである。これは考えすぎであったようだけど・・・。



当のイエナー陛下が、「穴兄弟、ウァッハッハッハ!」であるから、他の宮廷人も遠慮がない。いろんな人からお誘いがかかる。

常識的には、お断りすべきである。

現にメイド長は、

「もってのほか、王宮内の風紀紊乱も甚だしい事です!」

と。

しかし、元締めはこう言う、

「あの陛下のことだ、穴兄弟が増えて喜んでんじゃないかい、せいぜい盛ってきな!ただし、あとで寝物語は聞かしておくれよ、秘密でナッ。」

・・・、王室の裏側とはこんなものなのである・・・。


もちろん宮廷人のする事である。娼婦を買うような無粋な真似はしない。あくまで自由恋愛の形をとる、ごく手軽で後腐れのない自由恋愛だ。

一番多いのは騎士たちだ。元々数も多いし、体力的にも体育会系の彼らが元気なのは当然と言える。

芸術系としては宮廷画家・彫刻家・楽師、道化・料理人・庭師までいる。

魔術師・官僚たちも陛下の穴兄弟になりたいらしい。

時には出入りの商人もいる。

私の側としても、この自由恋愛は”強欲の子宮”によるスキルの転写に大きく貢献している。さすが宮廷人であり、持っているスキルの種類は豊富で内容も高度だ。武術・軍学・生産・芸術・行政・財務関係、などなど。交渉や作法のスキルはありがたい。世の中にあるスキルのあらゆるスキルが身についてゆく。


世の中のありとあらゆるスキルが身についてゆく・・・、のであるが、ほとんどのスキルで実践の体験はないので、あくまでも素養であって耳学問のようなものであり、畳の上の水練術であるが・・・。

それでも多くの知識・教養の吸収と言える。


自由恋愛の誘いを受ける性奴隷の心がけとしては、とにかく淡白であるべきと元締めから仰せつかっている。

深入りし過ぎているとみられるとスキャンダルな問題を起こす前に、さっさとお下げ渡しとなる。もっとも性奴隷はみな例の過酷な調教を経験している上に、永久的な避妊処理を施されているので、今更男女関係に何らかの期待を持つ者はおらず、奴隷の側は深入りすることはめったにない。

では、相手側が執心するとどうなるのか。”欲しければくれてやる”、ということだ。

ただし恩賞としてであり、それ相応の功績が必要なだけである。


ある時、気が付いた。

王宮内で尻軽ぶりを大いに発揮している私に向けて、遠くからこちらをジト~と眺める視線を。

そう、声をかけてくるのでもなく、ただジト~とした視線が粘着してくる。

3人いる。いずれも魔術師だ。宮廷内の女性達全てから生理的な嫌悪感を集めている3人組の魔術師だ・・・。

王宮にはあまり顔を出さないが、来るとジト~と眺めて帰る。何用かと尋ねようと近づくと視線をサッと逸らせて向こうに行ってしまう。同僚に、アレは何者か聞いてみても、”キモい”としか返事が返ってこない。

情報がないのである・・・、というよりも、全ての女性から忌避されている・・・。


そして、ある日のこと。

陛下に対して、とうとう第2王妃の堪忍の緒が切れたようである。いやこれまでも、たびたび切れていたのかもしれない。私たち性奴隷と宮廷内の風紀紊乱についてのことらしい・・・。

「何が仁愛ですか、己のやましい・あさましい根性を胡麻かしたいだけじゃないですか、助べえ根性もいいところです。恥を知りなさい!」

まったく容赦のない攻撃で、女騎士の面目躍如と言ったところである。こちらとしては済ました顔で高見見物を決め込むのが常道なのだ。


ところがそれでは済まなかった。

「そうでしょう!、あなたもそう思うでしょう。」

なんで、こっちに振るんだ、性奴隷に何を言わせたいのだ!。

しかし沈黙は許さぬ、と睨みつけてくる。

「いえ・・・、私は奴隷ですから・・・、よくしていただいて感謝しております・・・。」

と、逃げの一手なのだが、そんな曖昧な返事で逃げるのは許さぬ、と益々畳み掛けてくる。

仕方ないので、大勢の意見・一般論に逃げる。

「・・・みなさん・・・好色王とよんでおられます・・・。」

突然、陛下の視線が恐ろしく冷たく底冷えのするものに変わった。

しまった!、”好色王”というのは悪い意味での心の琴線に触れてしまったようだ。

”穴兄弟達の長男”とでもいえばよかったのか!

が、もう遅い。もはや口から出た言葉を喉の奥に返すことはできない。

感のいい王妃も、追い詰め過ぎた・言わせ過ぎたと気が付いたのか、撤収し始める。

「とっ、とにかく世間体というものを考えていただけなくては私が困ります。いいですね!」

陛下も横目でチラッと目を向けたきり、向こうを向いて部屋から出ていく。


以来、お呼びもかからず休憩室付にあたることもなくなった。

陛下との間に感情の溝ができてしまったらしい・・・。


一ㇳ月ほどして、お下げ渡しの話が出てきたのである。

・・・件(くだん)の魔術師らしい・・・。

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