*あやかしの独白 3 (終)

 その後、命を狙われていると言った人間がどうなったのかは分からない。次の日にはもう怒りも薄まり、私は人間の身を心配した。殺されていないだろうか。今も、生きているだろうかと。

 けれど、それさえも忘れるようにした。人間とあやかしの寿命を考えれば、忘れた方が賢明だ。



 そしてもう二度と、人間と関わらないと心に誓った。

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