第3拳【VSトウモロコシ】
その場で地団駄を踏んだ
――それこそ煎餅の様に薄くだ。
数分もの間、玩具ではしゃぐ子どもの様な振る舞いを見せる
足元で既に亡き者となっている男に対して、
『
※コーンミール(玉蜀黍を粉状にした物)
爆発音の様な声量に、数百は居る兵隊達は耳を塞ぎ、地を揺らすほどの高笑いが不快に響き渡る。
しかし、弱者を踏みつけた事を喜んだ
体長五M強、体重は数百kgもある巨体の本人は気付かないが、通常の人間サイズである兵隊達から見れば一目瞭然である
兵隊の一人が『副工場長様!!足元が何か変です!!』と、注意を促した。
必死な兵隊達の叫びを聞き、自らの足に違和感を覚えながらも
突如として突き上げられる様な衝撃が、
無防備に背中は地面へと接触し、気付いた頃には視界が天を向き、耳には男の声が聞こえる。
さっきまで大きな暗い影に包まれてた正体が、陽の元で明るみになる。
そこには、あの男が片腕を天に上げ『随分と、うすらデカイのが来たな……こっちはお前には用はないっ!!』と、睨みを効かしていた。
倒れた態勢からゆっくりと起きあがると、『ほぉ……並の
ようやく対峙した男と
先に口を開いたのは以外にも、
『お
それを聞いた兵隊達に安堵の表情もなく、絶望で顔が
怯える者、
それは、ひ弱な兵隊達数十人が力を合わせてやっと運ばれた。
それを兵隊事、軽々と上げるのを目の当たりにした男は『いよいよ趣味悪いのが出てきたな……』と苦笑いした。
C級食民である
〝
(中級食民である
全長は3M、所々に人間の面影が残る。
素材本来の味が出た微笑ましい一品である。
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