第三話 フリージアのせい


 フリージアの花言葉 純白



『こら、穂咲。それは着ちゃだめだ。パパは許さないからな。他人様の物を勝手に取るのは、悪いことだろう?』




「こら、穂咲。それは着ちゃだめだ。パパは許さないからな……」


 俺の忌まわしい記憶。

 穂咲の、悪魔のような微笑。


 でも、やっぱり引っかかるのは。

 そんな話に繋がるちょっと前。


 やはり、おじさんは怒っていたような気がするのです。


 その理由が隠されているのは。

 どうしても思い出すことができない。

 次に続くフレーズの中なのでしょうか。



 おじさんは、何があっても怒らない。

 それはもう間違いのないことで。


 だって、こっそりと。

 理由を話してくれたこともあるのです。



 おじさん曰く。

 怒らない理由とは。



 いつも怒っているおばさんと。

 プラマイゼロにしてるんだよって。



 ねえ、おじさん。


 そいつをよそん家の子に話すのはどうなのよ。



 ……でも、子供ながらに。

 気づいていたことがあって。


 おじさんが、怒らずに我慢していることを。

 おばさんはきっとわかっていたのです。


 それは我が家でも全く同じで。


 呆れたことを言う母ちゃんに。

 父ちゃんが、文句を言うのを我慢した日の夜は。


 食卓の上に。

 ビールが一本置いてあるのです。



 きっと、どこの夫婦でも。

 俺だけが我慢しているんだとため息をつくのは旦那さんばかりで。


 奥さんは、そこまでちゃんと分かっていて。

 プラマイゼロになるように。

 旦那さんのために心を砕いているのでしょう。



 まあ、そんなビールを。

 父ちゃんがちぴちびコップに一杯飲んでいる間に。

 残りを母ちゃんが全部飲んじゃう件については。


 十八年、首をひねり続けても。

 どういうつもりで取り上げてるのかさっぱり分からないのですけどね。



 ……いや?


 結構身近に。

 同じことが発生していましたっけ。


 穂咲が何かをやらかして。

 俺に迷惑をかけた時。


 例えば、中学の頃。

 やめなさいといくら言っても。

 ヘアカーラーを指にはめて遊んでいて、抜けなくなったあの日。


 俺は友達と約束があったのに。

 穂咲を病院へ連れて行ってあげると。


 受付のお姉さんが。

 石鹸水で、すぽんと抜いてくれて。


 帰りに穂咲が。

 ショートケーキを買ってくれたのです。


 ありがとうねと。

 優しいねと。


 ……大好きだよと。


 そんな言葉でデコレーションされたショートケーキ。

 照れくさくなって。

 白い箱を受け取るなり走って部屋に戻って。


 ドキドキしながら箱を開けてみれば。



 …………俺は店員さんが止めるべきだと思う。



 まあ、つまりは男性にとって。

 女性は一生分からない存在で。


 父ちゃんのビールも。

 俺のイチゴも。


 なんで取っちゃうのか。

 意味がさっぱり分からない。


 感謝の気持ちと。

 欲とは別の物なのかしら。


 それを男性は。

 父ちゃんやおじさんは。


 理解しているということなのでしょうか。


 

 ……そんなおじさんが。

 どうして穂咲を叱ったのでしょう。



 俺のイチゴをいくら食べても。

 穂咲を叱らない。



 あのおじさんが。



 なぜ。




 ~🌹~🌹~🌹~




 校庭には早咲きの桜が二本。

 俺たちの門出を明るい色に染め上げて。


 後輩が胸に付けてくれた花に負けじと。

 体育館の駆け上がりにまで花びらを散らす。



 卒業式。



 男子としては。

 後ろに居並ぶ親に気付いたところで。


 恥ずかしくて、声をかけるどころか。

 目を合わせるのにも抵抗があるのが常なのでしょうけど。


 今は。

 そんな場合じゃありません。


「まだ捕まらないって! どういうことなのです!?」

「そんなのあたしに聞かれても知らないさね!」

「あいつの生存報告は未だにニュースで報じられてるのに、追っ手からするすると逃げてるって事?」

「そんなのを俺に聞かれても知らん」

「もう、式が始まっちゃいますよ!」


 ええい、冷たい奴らめ。


 でも間違いなく。

 穂咲は地元駅周辺にいるはずで。


 最後に発見されたのは。

 あいつを面接で落としたとんかつ屋さん。


 店の前に納品されていたキャベツを。

 盗もうとしていたドレス女がいたとのこと。


 小学生が声をかけると。

 顔を隠して一目散で逃げたというのですが。


 ……逆に、警察に捕まった方が。

 安心だったのです。


 お財布も持っていないでしょうし。

 今頃お腹を空かせて…………、ん?


 ニュース。

 更新されてますね。



 『大混乱! 宅配ピザの注文システムがハッキング!? 全国のピザ配達先が片田舎の駅前に書き換えられる』



「どえらい奇跡起こしやがった!!!」

「え? え? 穂咲ちゃん、なにかやらかしたのかい?」

「そろそろ本格的にまずいのです」

「誰にご迷惑をかけたんさね?」

「国に」


 だから言ったのに。

 常識という言葉なんかで。

 はかれないやつなのですよあいつは。


 しかし気になるのは。

 ここに書かれた駅の名前。


 地元の駅じゃなくて。

 この学校の最寄り駅じゃありませんか。



 まさか。

 いやいやまさか。



 青ざめる俺に訪れたタイムリミット。

 無情に流れる荘厳な音楽。


 生徒会副会長、葉月ちゃんが。

 演壇の上から、マイク越しに。

 大人びた声を体育館へ響き渡らせます。


「……始まってしまいましたね。じゃあ、席へ戻りますけど。おばさんには、ここへ向かうように連絡してあげてください」

「え? ああ、さっき連絡しておいたから、そろそろつくとは思うが」

「グッジョブなのです父ちゃん」


 とは言え、見せない方がいい大惨事が待っているかもしれませんけど。

 こればっかりはフィフティーフィフティー。


 俺は席につきながら。

 手を組んで祈ります。


 目を閉じて。

 昨日の女神さまをイメージして。


 最後の事件が。

 あいつの仕業ではありませんように。



 ……その時。

 異変が起きました。



 妙にざわつく会場内。

 その声はおおむね危惧のニュアンスをはらんだものだったのですが。


 身の回り。

 クラスの皆からは。


 ほっと肩の力が抜けていくのを感じます。



 まさか。

 現れたのですか?



 俺は、瞼の裏にくっきりと。

 我ながらよくイメージできた、美しい女神さまに。

 改めてお願いします。


 ピザが穂咲じゃありませんように。

 ピザが穂咲じゃありませんように。

 ピザが穂咲じゃありませんように。


 そして、意を決して顔を上げて。

 壇上を見れば。


 そこには、驚くべきことに。

 今までイメージしていた通りの真っ白な姿が顕現していたのです。


 だから、俺は。

 見開いた目を彼女へ向けながら。


 期せずして席を立ち。

 胸に湧き上がった言葉を。



 思わず口にしてしまいました。





「…………ピザソース」





 口元と。

 ドレスの胸の辺りに証拠品がべっちゃりと。


 

 ……やっちまいましたか。



 そして、その見た目。

 館内のざわつきが、ちょっとおかしいなとは思っていたのですよ。


 口と服にこびりついたそれ。

 ぱっと見。


 血に見えなくもない。


 最後の最後に。

 サスペンスホラー、開幕です。



「……ええとね? ちょいとお話を聞いて欲しいの」


 そして、会場のざわめきがおさまらぬ中。

 穂咲は何か、話し始めたのですが。


 いつもなら、誰かがつまみ出すところ。


 血まみれのウェディングドレス女に。

 だれも近寄ることすらできないので。


 穂咲の独白は止まらないのです。


「あたし、小さい頃にね? 悪いことしてないのに怒られたことがあって。でも、怒られたのに嬉しかった気もするんだけど。…………なんで?」



 知るか。



 ……でも、なんと言いましょう。

 君の話はいつも。


 唐突過ぎなのに考えさせられる。


 だから、ざわつきが一瞬で止んで。

 全員が君に意識を持って行かれて。


 掴みの上手さたるや。

 舌を巻くのです。


「大好きなパパに叱られるのはイヤだから、ウェディングドレスは着たくなかったの。でも、どうしてもって押し付けられて、だから逃げたんだけど。あたし、すごく大切なことを知ったから、みんなにも知っていてもらいたいの」


 そして、いつものように『承』をすっ飛ばした『転』。


 ああ、分かった。

 追いつくのに必死になるから。

 誰もがこんなに一生懸命聞く気になるのですね。


 さて、この人。

 どんな『結』を話し始めるのやら。


「……ウェディングドレスって、背中に手が届かないから一人で脱げないの」

「君だけです」


 体が硬いからでしょうが。

 ああもうばかばかしい。


 さすがにつまみ出した方がいい。

 俺も穂咲も式場から出ちゃうことになりますけど。


 他の人の大切な時間を。

 取ってしまうのは悪いことです。



 …………ん?



 取ってしまう?



 はて、このフレーズ。

 なにか心に引っかかるものがありますね。



「みんなも、これからいろんなことを体験すると思うの。そん中には、嫌なこともあるかもしれないの。でも、そんな時にはね? 自分で脱げないウェディングドレスを着て、えいやって飛び込んだらいいと思うの。案ずるより産むがやすしってやつなの」

「例えだって言わないと、日本中がウェディングドレスだらけになります。あと、自分で脱げないドレスをどうやって自分で着るのさ」


 こいつの話は、強引に止めないと延々と続く。

 俺は演壇の前で語り続けるこいつに。

 おでこチョップで停止ボタンです。


「……痛いの」

「胸に花も付けずに何やってますか」

「結構お花だらけだと思うの」

「グダグダ言わない。ほら、おばさんも間に合ったみたいだし席について下さい」

「あ、ほんとなの。ママ~! あたしの卒業式、見てるの!」


 夜通し穂咲を探し続けて。

 疲労困憊のおばさんが。


 扉にもたれかかるように。

 崩れ落ちてしまいましたけど。


「……君ねえ。自分が何をやらかしたか、身に覚えがないのでしょうか」

「卒業式に向かっていただけなの」

「うそをつきなさんな。そんなかっこで君は何から卒業するおつもりなのです?」

「…………全てのめんどくさいこと?」

「家事くらいしろ」

「じゃあ、道久君との結婚式から逃亡してたことにしとくの」

「公共の場で俺を貶めないで下さい」


 それ。

 男として一番情けないレッテルなので。


 あと結婚式とか言わない。

 会場がざわざわし始めちゃったじゃないですか。


「さっき自分で言ってたじゃないですか。それを着ているのが嫌で逃げ出したのに、結果一人で脱げずにずっと着ていることになったのですよね?」

「そうなの」

「本末転倒」

「でも、もうこれ着ててもいいやって気持ちになったから」

「はあ」

「だから、道久君とここで結婚式するの」

「ちょっと!?」


 ……学校の連中は。

 穂咲のペースには慣れっこなのですが。


 こいつの事を知らないご父母の皆様が。

 さすがに眉根を寄せています。


「ええい、そんなの後でいいから! 今すぐここから下りるのです!」

「腕を引っ張っちゃいやなの」

「お黙りなさい。ふんぬーっ!」

「大丈夫なの。ちゃんと指輪も持ってきてるから」

「なんで持って来た!?」

「無くさないように指にはめて。えっと、こっちのが道久君の……、抜けないの」

「どうして一日で抜けなくなるの!?」

「……なんか、すっげー痛いの」

「石鹸水!」


 つい勢いで口走った言葉に。

 ほとんど間を置かずに運ばれてきた洗面桶。


 突っ込みたいところではありますけど。

 それよりこちらが先ですね。


 俺は穂咲の手を石鹸水に着けて。

 指輪を摘まんで無理の無いように引いてみたのですが。


 ううむ。

 まだ外れないですね。


「……あ、そう言えば」

「なんなの?」

「まーくんとこの別荘でも、こんなことしましたっけ」


 体の動きと記憶とが繋がって。

 懐かしいことを思い出しました。


「でも、俺、指輪の外し方知ってたはずなのに。あの時は思い出せませんでした」

「そんなの当たり前なの。記憶の扉は、日によって開いたり閉じたりするの」

「へえ、そういうものですか。君のは閉まったり閉じたりしてるのに」

「ひどいの」


 じゃあ、昨日からずっと思い出そうとしていたおじさんの言葉も。

 日によっては全文思い出せるし。

 日によってはまるで思い出せないという事?


「そんで、古くて滅多に開かない扉は、そのまま開かなくなっちまうの」


 ……ええ。

 それは、そうなのでしょうね。


「だから、この学校で過ごした思い出の扉はね? みんなにも、ちょいちょい開くようにしてほしいなーって」


 そんなことを、みんなに向かって。

 臆面もなくつぶやいた穂咲の言葉は。


 会場の皆に。

 うっすらと涙を浮かばせます。


 穂咲の言う通り。

 ここでの思い出の扉。


 できればずっと。

 開いたままであって欲しい。




 でも。

 今日。


 一旦、扉を閉めることになる。




 人によっては。

 もう二度と。


 そのドアノブに手をかけることは。

 無いのでしょう。



「……あの家、誰かに住まれちゃってたの」

「ええ」

「なんだか、一緒に暮らしてるみたいで、大好きな場所だったのに」

「……ええ」

「もう、あたし達が、あのドアを開いちゃいけないの」

「なんだ。そんなことでしょげるなんて変なのです」

「え?」


 なんでそんなことを言うの。

 穂咲は瞳で雄弁にそう告げながら。


 俺を見上げるのですけれど。


「扉は開いちゃいけないけど、でも、記憶の扉はいつでも開けるでしょう?」

「……うん」

「だったら寂しく無いのです。それに……」

「それに?」

「あそこより、もっと素敵な場所で。もっと素敵な思い出が、きっとこれからも沢山待っているのです」



 俺の言葉に。

 ようやく顔をほころばせた穂咲が。


 桶の石鹸水を俺に浴びせるほどの勢いで。

 バンザイと両手を上げると。


 それはもう抵抗もなく。

 指輪がするりと抜けました。


「ああもう! 顔にかかった! なにするのです!」

「おお、指輪抜けたの」

「じゃあ、急いでここから下りますよ!」


 俺は、タオルと抜けた指輪を穂咲へ手渡して。

 自分も手を拭いながら立ち上がると。


「…………ありがとうなの」


 穂咲が、照れくさそうに。

 もじもじとしながらお礼を言うので。


 こっちまで恥ずかしくなってきました。


「ああ、はいはい。それはいいから、とっとと下りて……」

「道久君、優しいの」

「……ああ、はいはい」

「大好きなの」


 ……………………。


 耳鳴りが聞こえるほどに静まり返る会場。

 誰もが瞬きも忘れるほどの、穂咲の言葉。


 もちろん俺も。

 思考が、完全に停止。



 揺れる視界の中。

 穂咲がドレスから衣擦れをさせながら目の前に立って。


 俺の手を優しく握ると。


 今、外したばかりの指輪を。

 すっと。


 薬指にはめて。



 ……ウェディングドレスを褒めた。

 あの日のように。



 鼻と唇を。

 俺の頬に押し付けたのでした。




 視覚が。

 聴覚が。


 すべてを君に握られる。




 爆発するかのように立ち上がった会場の皆の声は聞こえないのに。

 君がささやく、えへへという声は耳が痛いほど大きく聞こえて。


 壇上へ押し寄せるみんなの姿は、誰が誰やら分かりもしないのに。

 君のまつげが、小さく震えているのが良く見える。




 ……結婚式ではないけれど。

 ただ、好きだと言われただけだけど。


 今、俺たちの関係は。



 ただの幼馴染から。



 ほんの一歩。



 二人で同時に。



 前に踏み出したのです。




 ――こら、穂咲。それは着ちゃだめだ。パパは許さないからな……




 ああ、そうか。


 ウェディングドレスを着るということは。

 結婚するということ。


 おじさんが本気で怒ったのは。


 お父さんとして。


 当たり前の感情だったんだ。



 ……そして。


 叱られたのに。


 君が嬉しかった理由。



 大好きなおじさんが。


 離れるのが嫌だと言ってくれたから。



 それは娘として。


 当たり前の感情だったんだ。




 みんなにもみくちゃにされて。

 祝福されて。


 そんな中で。

 記憶の扉がまた一つ。


 軽い音を立てて。

 開いていくのを感じます。


 『こら、穂咲。それは着ちゃだめだ。パパは許さないからな……』


 そう、あの日。

 おじさんが言った言葉。



 それは…………。




 『こら、穂咲。それは着ちゃだめだ。パパは許さないからな。他人様の物を勝手に取るのは、悪いことだろう?』




 …………ん?



 あれ?


 思ってたのと違う。



 ……他人様の物。

 勝手に。



 え?



 …………まさかっ!!!



「あの、穂咲さん?」

「なんなの?」

「あのさ、小さな頃、ウェディングドレス着たことあったでしょ?」

「うん。レンタルで写真撮ってくれるやつ」

「その時、君、おじさんに叱られたよね?」

「さっき話したの。何も悪いことしてないのに叱られたの」

「…………じゃあ、なんで叱られた後、俺にドレスを着せたの?」

「そんなの決まってるの。あれ、道久君とこのママが面白がって、道久君用に借りたもんだったから…………、あ」


 あ。


 じゃなく。


 なにそれ。

 今、扉開いたの?


「…………ああ、ドレス着ちゃダメって、そういう事だったの? だったら全然悪いことなんかしてたわけじゃ……」

「悪いことしてるじゃん!!!」

「道久君の物はあたしのものなの」

「してるじゃん!!!」

「ぶつくさうるさいの。じゃあ、これ、着る?」

「着ない!」



 ……扉を開いてみれば。

 たったそれだけのこと。


 やっぱり。

 綺麗な記憶でもなんでもなくて。


 こいつがやらかした。

 いつもの唯我独尊。


 俺はいつものように。

 持ち上げられて落とされて。


 そして。


「ああ、満足したの。これ、ずっとやりたかったから」

「……なにを」

「先生にも却下されて、香澄ちゃんも譲ってくれなくて」

「だからなにを」

「そんじゃ、最後にしめるの。……以上、答辞でしたなの!」

「送辞がまだ!」


 ……そして。


 俺たちの関係は。


 俺だけ一人。


 また一歩。


 後ろに下がったのでした。


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