第75話 『あれは夢の中での事なのに・・』
俺はステアとティナに両腕を抱き締められている為に起きる事が出来ないでいる。
起きてもらわないと色々と困るんだが・・
そう思っていると胸をぐりぐりと押し付けてくるステア
おれがほっぺたに
『ちゅっ』
っとキスをすると
うっすらと目を開けて
「ライアンおはよ~」
とまだ眠たそうな声で挨拶をしてくれる。
俺も
「おはようステア」
と言って頭を撫でてやりたい所だが如何せん両腕はステアとティナに抱き締められた
ままなのだ。
「おはようございますライアン」
ステアの方を向いていた為に、急にティナに声をかけられてビックリした俺
あわててティナの方を向いて
「おはようティナ」
と言って
『ちゅっ』
っとティナにもキスをしておく。
ステアだけズルい~~なんて言われそうだからな。
ナサリーはそんな俺とティナの行動を見ていたのだろう
「ティナさんだけ狡いです~~」
と言った瞬間に俺の上に移動し覆いかぶさってくるナサリー。
「おはようナサリー」
そう言って
『ちゅっ』
っとナサリーにもほっぺにキスをする。
みんな平等にしないと嫉妬の原因になるからな!!
ナサリーはオレにキスされるとは思っていなかったのか
「おひゃおひゃおひゃ・・・おひゃようごじゃいましゅ~」
としどろもどろで挨拶してくるナサリー
そんなナサリーが突然
「ライアンこのネックレス何なんですか?あ~皆さんも同じネックレスしてますね」
と急に自分の首から垂れ下がりネックレスの先に揺れて光り輝く宝石を見ながら聞い
てくる。
俺はそれを見てビックリ
「あれは夢だったハズだぞ?」
と思わず叫んでしまっていた。
それに俺達4人の首に同じようにその夢の中で作ったネックレスが掛けられているの
がそもそも意味不明なんだけど・・・
つづく・・・
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