第74話 『戦闘前夜4人でどう戦えば良い?』

俺達に今出来る事・・・

それは兵士20万人を一時的に足止めしてティナの両親を助け出す事!!

其れくらいしか思い浮かばない。


4人で20万の武装した兵士を足止めしティナの家族を救う。

言うのは簡単だけど、多分魔力が持たない・・・


俺は『ステラナ』のゲートの前で無意識に考え込んでしまっていた。

「貴方どうかしましたか?」

「貴方上に上がりましょう?」

「貴方早くこんな服脱ぎましょうよ」


突然俺はそんな声を3人からかけられ

「うをぉっ」


っと思わず声を上げてしまう俺

「貴方は止めてくれ!!止めてください。お願いします。ステアさん。ティナさん、ナサリーさん」


俺は慣れない貴方呼びに、そんな挙動不審に丁寧な言葉でお願いしてしまっていた。

「もう~慣れてよねライアン~」

「そうですよ?急に貴方呼びされたら戸惑うでしょ?少しづつ慣れてもらわないとライアン」

「sぷです。今から裸でいる事に慣れてくださいねライアン」


一人だけ違う事に個室している奴が居るようだが無視だ。

3人共結婚は1年様子を見てって言ったのに!!

確実に呼び方から既成事実で固めようとしているっぽい・・・


そりゃ~嬉しいよ!!

俺ってお盛んな16歳!!


エロい事にも興味めちゃめちゃ有るお年頃だよ?


ステアやティナやナサリーのパンツ見ただけで興奮するエロい奴だよ?


それにステアやティナやナサリーの裸を毎日見たい為に『天使の輪』を模した飛行魔道具・・・作って3人に裸で大空を飛び回る快感を植え付けたら、もう一生天祖の姿で裸で居てくれるんじゃ?なんて邪な気持ちで魔道具作ったら、本当にそうなっちゃった・・

なんて3人にはとてもじゃないけど・・


『言えねぇ~』


えっちな事も3人としたい!!したいぞ!!

でもそんな雰囲気になると、決まって誰かが嫉妬してうやむやになっちゃって、結局悶々とした気持ちになったまま俺は耐えなきゃいけなくなってるんだ!!


『3人と有ってから3日しか経っていないのに!!こんなえっちな気持ちになっちまうなんて~~俺は変態か~~』


あ・・でも体感時間としては、この『ステラナ』の中で既に半年以上も3人で全裸で過ごして居るんだ!!

そんな環境の中で全裸の女の子3人に囲まれて発情するなって言うのは無理だろ~~!!

『何時になったら童貞、卒業できるんだ?3人の嫉妬を考えると、このまま悶々と一生出来ない気が・・』


俺はエロエロ大魔神と化していたようだ・・

いつの間にか天使の輪を装着した3飛行モードの3人に抱えられ一気にお城のテラスまで急上昇!!

そして展望露天風呂の所に着地すると!!


ステアの

「じゃ~私の、『せ~の』の掛け声で一気に行きますよ~~皆良い~~」

「は~~い」

「は~~い」


「せ~~の」

のステアの声似合わせて手足を抱えられて掛け声に合わせて揺らされていた俺の体は


『どぼ~~ん』


っと展望露天風呂に放り込まれてしまっていた。

『うをぉ~恒例のお約束するんじゃね~~』


露天風呂に帆織り込んだ3人は満足そうに天使の姿の飛行モードを解いて、脱衣場で服を脱いでからまた全裸になって天使の輪を装着

そして一気の俺の所に飛んできて

左腕をステア

右腕をティナ

炙れたナサリーは左右を見て・・・

なんと俺をまえから抱き締めてきた。


『当ってる!!当たってるぞ!!嬉しいんだが!!・・・嬉しいんだが!!このまま押し倒せねえ~所が辛いぞ~』


俺をしこたま弄んでから全裸でまた一辺が20キロの四角形で囲まれた『ステラナ』の大空を3人で飛び回りだす。


くそっ!!


何時も俺をその気にさせた途端!!俺を放って3人で飛び回るなんてよぉ~

『3人共俺に襲わせたいのか?』


それにしても!!

服着てる時に限って、毎回露天風呂に放り込みやがって!!

兎に角、脱いで干しておかなきゃな!!


俺はベッドの所まで戻り、ベッドの横に置いた物干しへ濡れた服を掛けてゆく

すると・・

干した服に自然と風が集まりあっという間に服が乾燥してゆく。

『気にした事無かったけど、この世界自体が意思を持っているみたいだな』


俺は・・

あ~着ても結局何かしら理由を着けられてあの3人に脱がされてしまうから、このまま裸で良いか~?

『え?これって・・俺の思考って可笑しくなってるんじゃ無いのか~?結局脱がされるから着なくて良いなんて・・俺って、思考誘導されてるような・・・』


兎に角、そういう思考は無視して、裸のままベッドに横になって俺はルクトニアでの戦い方を考える事にした。


キメラの時は魔力や、魔核を自動追尾し狩った魔獣の魔力を吸収し次の魔獣を自動追尾していたから延々と光の矢を魔力を使って撃ち続ける事はしなくて良かった。


今回は対象は20万人の魔力や魔核を持たない武装した兵士

出来る事ならば、殺したくは無いが・・

ルクトニアを取り返す為には、結局戦わなければいけないだろう。

今回は、延々と魔力を消費し圧倒的量の光の矢で攻撃しながら殲滅戦をするしか無い!!

多分『マナ』で俺達の方が先に殲滅されるのは確実!!

『数の暴力』


悔しいが、良い案が浮かばない!!

『マナ』切れさえ起こさなければ・・何とかなりそうなんだが・・

『たった4人で一国の軍隊を相手にするって言うほうが無謀なのかもな』


かと言って、諦める訳にはいかない!!


『『マナ』切れか~~此ればかりはな~・・』

使った『マナ』が自動的に供給されない限り魔法を撃ち続けるのは無理なんだよな~


でも!!

『使った『マナ』が自動的に供給されれば・・・』


魔道具!!

其れだ!!


魔力を大気中から大量の『マナ』を吸収し自分の体内に自動的に送り込む魔道具を作れば!!


『行ける!!』


でも・・

どんな物を作れば良いのか思い浮かばねえ~~~

『悔しい!!』


『時間もねえ!!』


どうしたら良いんだ?

どうすれば?

どうすれば、そんな魔道具が作れる?


どうすれば?


どうすれば?


どうすれば?


どう・・


すれば・・


・・・


・・・


俺は次第に意識が無くなってゆく・・


・・・


・・・


真っ白な世界


ふわふわと・・


空中に浮いている感じ・・


その中で・・


何かが頭の中に浮かんで来る。

それは小さく

チェーンがあって・・

ネックレス

そのネックレスには透明なカットされた宝石が

透明に見えるカットされた宝石の仲には複雑に組み合わさた回路?・部品?が規則正しく配置されている。

何故なんだ?・・

何故解る?・・

俺は不思議にも思わず

狩ったキメラを材料にその浮かんだ情報通りにそれを生成してゆく

昔から知っていたように

それは作られてゆく


・・・


・・・


また・・


意識が・・


薄れてゆく・・


眠い・・・


・・・


・・・


・・・


・・・


何か・・


暖かい・・


それに・・


柔らかい・・


目を開けると

俺の左にはステアが

俺の右にはティナが

俺の両腕を抱き締めている?

ナサリーは?

ステアを後ろから抱き締めているぽい。

残念な奴?

ステアとティナを大事に思ってるから一歩引いてるのかも・・な


あ~俺は眠っていたみたいだな。

結構疲れたからな。


今回のルクトニアは多分3人の飛行魔道具は目立ちすぎて使えない。

隠れた所から兵士のスキを突きティナの家族を奪還して一度退却、その後再度攻める

そんな感じかな・・

接近戦の訓練しなきゃな・・


つづく・・・

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