第55話 『嵌める時は3人の同意の元ってそれ何?』
俺はステアによって、王族の出で立ちに変えられていた。
今まで冒険者のラフな格好してたから少し居心地悪いな・・
まあ~最近は女の子の姿だつたから、余計にそう感じるのかも!!
だがよ~!!
俺に嫉妬した3人が女よけにと、俺を女装させてたなんて信じられね~~!!
俺が今まで女の子の姿になって苦労していたのはいたのは何だったんだ!!
と言いたい気分なんだが・・
「王族の姿凄くお似合いですよ」
と言って俺に抱き着いて俺を笑顔で見つめてくるステアを見ると・・・
『何も言えなくなってしまう』
「俺がこんな格好して良いものなのかな?」
と俺が困ったような表情でステアに聞くと
「此れからは、ラナ国国王ライアン・エドワードとして相応しい服装しましょうね。
私の旦那様~今の姿は凄くカッコイイですよ~あ~それと国王様なんだからこの剣も
持ってて下さいね」
おいか・・かっこいいってさ~照れるじゃないか!!
ステア本当にそう思ってるのか?
また、俺を女の子にした時みたいに嵌めようとしてるんじゃないのか?
「何か俺・・また嵌められてるような気がするんだけど」
「今度は大丈夫ですよ~~嵌める時は、皆の同意取りますから、今回は大丈夫?」
「おい!!俺を嵌める時は3人の同意の元って酷くない?それに最後なんで疑問形?」
「ライアンは3人の共有物なんだから、ライアンには文句いう資格はありませ~~ん!!」
『うわ~俺ってなんか操り人形みたいじゃね?』
まあ冗談だとは思うんだが・・
本当にそう思ってはないよなステア???
これ以上言っても冗談で返されそうだ・・
ステアはそんな俺を無視して、俺に豪華な装飾が施された件をひと振り渡してくる。
「ステアまた豪華な剣だな」
俺はその件を受け取りながら抜いてみると
少し青白く光り輝く等身が姿を現した。
おお~~すげぇ~~
こんな剣見たこともないぞ!!
見ただけでも凄く切れそうだ
と俺は興味津々
子供が珍しいおもちゃを貰ってわくわくしている、そんな表情をしていたのだろう。
「凄いでしょ?」
とステアがいって俺の顔を下から覗き込む
「ああ~凄いなこの剣」
と俺はその件を上に掲げながら光に透かして見る。
ステアは意味深に微笑みながら
「見た目だけじゃ無いんだよ~?それは~使ってからのお楽しみ!!」
と言ってウィンク
『おい!!使ってみてのお楽しみって何?』
ステアのその言い方
すんごく怖いんだが・・・
つづく・・・
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