第32話 『下から・・パ・ン・ツ・丸・見え・・なんですけど~言わない方が良いよね』
ティナの膨大な魔力の放出により想定外の事態!!
あんな物、毎回撃たれたら、俺達の身が幾ら有っても持たない!!
なので急遽ティナの魔力制御の練習
どうも最初上手くマナを扱えなかった事が原因なのだろうが、込めるマナの量が半端じゃない!!
ティナ本人はかる~~く込めているつもりでも・・
大災害級の爆炎弾が出来有りかねない魔力量
とんだ巨大砲撃タンクになったもんだ!!
一つ間違えば、エレノアの街が確実に吹き飛びかねない。
ティナは魔力は込めれば込めるほど良いって考えている節があるようで、めちゃめちゃ不安。
「え・・此れくらいの魔力量で良いの?少ないんじゃない?」
「ダメ!!ダメ!!ダメ!!ダメ!!ダメ!!ダメ!!ダメ!!ダメ!!もっともっと抑えて~!!街が吹き飛んじゃう!!」
「街の1つや2つ吹き飛んだって良いじゃない~些細な事よ」
って怖い事いうんじゃありません!!
俺がティナの中のマナを俺の魔力で制御しながら、
「このぐらいの量で撃ってみて」
と言って、さっきのように魔力を火球にして発射
「ドーーーーン」
っといって1キロ先の白いベールの壁に当たって空気を揺らす。
「これでも魔職込めすぎくらいかな」
と俺はティナに感想。
『俺より魔力効率良くね?』
まさかの魔力効率の良さにびっくり
後はマナの量をいかに少なくして適量で攻撃できるか・・かな。
しかし・・あの膨大な魔力を放出した時から、ティナの様子が・・
『おかしい!!』
お淑やかなティナだったハズなのに!!
あれ以来ティナの接触が近い・・・
ティナがくっついてきてもう俺から離れてくれない!!
『ティナさんどうしちゃったんですか?か・・顔が・・近いです』
ティナの失敗を教訓に、ナサリーとステアの魔力操作を俺の魔力で最初制御して活性化
2時間後何とか火球を射出出来るまでにはなった。
だが・・
ナサリーとステアも巨大砲撃砲
ティナとステア、ナサリーに無軌道に魔獣を攻撃させたら確実に街が滅ぶ事は確実だと言っておこう。
今のままじゃ~火球は使用禁止!!
もっと火力を制御しなきゃ危なくて使えねえ~~
『どうしてこうなった!!』
やっぱり俺が悪いのか?
俺の責任?
ステアはまだ何か物足りなさそうで
「この魔法で何か獲物を狩って見ないと、まだ実感が持てませんね」
と指の先に魔力を込めながら、小さな火球を作り出しそれを眺めている。
「そうですね~こうやって火球を作り出して撃つだけじゃ~実践で使えるのか解らないですよね」
とナサリーも小さな火球を既に指先に纏わせている。
あれだけ俺がどうやって魔力練習させようかって悩んでいたのがバカらしいぜ!!
まあ火球が作り出せるだけじゃ、実践には使えないもんな!!
お前達の言いたい事は分かるぞ!!
自分で魔法を使えるようになって嬉しいんだろうな。
この際だから、ダークウィーズの森でサンダーウルフとでも戦わせてみれば、どれだけ戦えるのか解るし一度実際に魔獣と戦わせてみるか!!
危なくなったら、俺が援護すればいいしな。
「じゃ~ダークウィーズの森で新装備のテストを兼ねて実践してみよっか?」
と提案。
「やった~」
「ギタギタのボロボロにしてあげるわ」
「うふふふぅ~私の実力がどのくらいか試す良い機会ですね」
3人とも、どんだけ好戦的なんだよ!!
戦いたくてウズウズしてるって感じがする
そう言えば、俺も独学で魔法を練習してた時、戦闘に使える魔法を苦労して覚え時はたしかそう・・だったのかも!!
もう10年以上も昔の事だから俺も良くは覚えていないな・・
「じゃ~エレノアの東門を出て暫くしたら、草原に出てそこからダークウィーズの森まで飛行魔法で飛んでいこうか?」
空かさずティナが
「私も自分で飛んでみたいです~ライアンちゃん私にも、飛行魔法出来るでしょうか?」
と聞いてきた。
俺が抱えて飛んでたから、自分で飛ぶって発想は無かったな・・
「ティナはそんなに自分で飛びたい?」
「とびた~~~い。自分で飛ぶの楽しそう~」
まだティナの力では飛行魔法出来ないんだよな~~
う~んどうしようか~
『あ・・』
自分で魔法を使えなくても、飛行魔法を俺がティナに付与すれば可能?かも?
「ティナやってみないと解らないけど、私がティナに飛行魔法を付与すれば飛ぶことが出来るかも。でもやった事ないから失敗したらゴメンネ」
「うんうん、それでも飛べる可能性があるならやってみた~い」
「じゃ~私もやってやって~」
「私も飛びたいです」
好奇心旺盛な3人だな。
出来なければ俺が3人抱えてゆきますか・・
俺達は4人でエレノアの東門を出て少し歩いた後、街道から外れて草原エリアに出てから、誰も居ないことを確認したあと、3人に飛行魔法を付与。
使い方を教えた後、各自よこに並ぶと、ゆっくりと浮き上がり始めた。
「おおおおおお~」
「浮いた浮いた~」
「ひゃっほ~」
各自思い思いに浮き上がった後、徐々に東のダークウィーズの森へ向けて飛び始めた3人。
俺はそんな3人を見上げながら・・・
「下から・・パ・ン・ツ・丸・見え・・なんですけど~言わない方が良いよね」
と独り言を言ってしまっていた俺であった。
うううう・・意識したら・・もっこり・・もこもこ・・うをぉ~ヤバイぞ~
つづく・・・
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