第12話『確かにこの2人壊れてるわ~~』

「責任とれってな2人、その意味解って言ってるのか?」

と俺も売り言葉に買い言葉!!

「と・・当然です!!」

「其のくらいじょ・・常識です!!」


『2人当然に常識とまで断言しちゃったよ~』

まさかとは思うが一応聞こう!!


「当然とか常識とか言ったんだから、どうして欲しいのか2人とも言ってみろ!!」

と俺が2人の顔を交互に見ながらういと


まず最初に口を開いたのがなんとステア?

まさかのステアが最初に言うとは思わなかったぞ!!

本当に壊れたのか?

と思ったが、本人には言えない・・・

「責任を取るって事は、私と結婚して子供を作ることです!!ライアン解りましたか?」

な・・なんと予想した通りとは言え、口に出されると驚くわ~~

ティナも

「責任とは男としての務めです!!私とステアをお嫁さんにしてライアンの子供をこの屋敷の部屋一杯になるまで作ることです。それがライアンの男としての責任ですよ?解っていますかライアン?逃げることは許しませんよ!!」


ステアは感極まったのか

「ティナそんなに私の事を思ってくれてたんですね~最高の友達です!!ライアンの子供をこの家一杯になるまで2人で産みましょう約束ですよ~!!」

そう言った瞬間、思わずティナを抱きしめてしまっている


『この屋敷の部屋一杯に子供作るって一体何年かかるんだ?』


否定してもこいつらの事だ、壊れた頭で考えてもわからんだろう!!

条件を出して先延ばしでもしてみるか・・・

そしたら気が変わるかもしれないしな!!


「わ・・解った!!お前達のお願いは聞く!!ただ1年間待ってくれ!!一年間一緒に暮らしてみて2人の気持ちが変わって居なければ2人をお嫁さんに貰って、子供を作ろう。でもこの家一杯にってな~何年かかると思うんだ?2人で頑張って1年に1人生んだとしてもも60年以上はかかるぞ?」


ティナは

「大丈夫です!!双子を毎年産めばもっと早く産めます」

というと

ステアも

「そうですよね4つ子とか5つ子を産めば10年ちょっとで産めちゃいますね。ティナ頑張りましょうね」

とステアとティナは抱き合ってお互いに励まし合っている。


『此れは完全に壊れてしまってるかもな・・』

特にステアお前は自分で言った通り、壊れてしまったのか?

あれだけ完璧な思考をしていたのに、俺があんな事を言った為に、思考がパニクって壊れた?

あ~有るかもしれないな・・

『やっぱり責任取らなきゃいけないのか俺~~???』


ティナがおかしくなったのも、きっかけはパニックになったステア?・・だろうな~ステアの状態がパニックによる一時的な物だったなら大丈夫なんだろうけど・・

もしもステアの思考が壊れてたら・・


『気になるのはステアがティナに友達になって欲しいと言った後のステアの劇的変化・・あの時あの言葉で俺達の関係が主従の関係から家族の関係に変わってしまったのかも・・そう思わざるを得ないんだよな・・此れは俺の勘だけど・・』


『それは時間が経って落ち着けば?』

ティナはステアのパニックに引きずられて・・・

引けなくなった感じなんだと・・思いたい!!


このまま2人をそのままにしておいたら、何時までも抱き合っていそうだ

まずは買い物に行かなきゃ、完全に日が暮れちまうぞ!!


つづく・・・

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