第11話 『私おかしくなって壊れちゃったじゃないですか~責任とってください!!』
俺達はテラスの花々が咲き乱れる庭園の中でステアの出してくれたテーブルと椅子に座り紅茶を飲みながら、美味しいクッキーを心ゆくまで楽しんでいた。
此れは全部、甘いもの好きだったフェリシア姉さまの影響なんだけど、こんな所で役に立ちとは思っても見なかったぜ。
可愛い女の子2人とゆっくりとお茶しながら甘いものを食べるなんて新鮮な感じがする。
今までのソロで魔物を狩ったり、ダンジョン攻略して魔道具や金貨や魔法武器なんかを必死になって探していた頃とは大違いだ。
俺は・・・
お茶をしながら可愛い2人を無意識に見つめてしまっていたのだろうな・・・
楽しくお茶していた2人は何時の間にか、あっちを見たりこっちを見たりと顔を赤く染めて2人とも挙動不審な仕草を始めた?
『な・・何だ~~急にソワソワ2にんとも仕出したりして??』
と思ってるとティナが
「あんまりそんなに見つめないで下さい。は・・恥ずかしいじゃないですか~」
と体中真っ赤に染めながらドギマギとした表情で俺に告げてくる。
ステラも
「そ・・そう・・ですよ~急に黙ったと思ったら私達2人をず~~っと見つめてるんですもの・・何か気になる事でもありましたか?」
と聞いて来た。
あ~俺って2人に見蕩れてしまってたのか・・・
余りに2人綺麗だもんな~当然か~
俺は見蕩れていた事に気がついて素直に
「いや~~悪い悪い~話しててさ~2人凄く可愛いのに気がついて、思わず見蕩れてしまって喋るの忘れてたんだよ。失敗!失敗!!」
と本当の事を言ったつもりが・・
「にゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃ~にいゅてるんでしゅか~~~か・・か・・可愛いだなんて~~そんな事言われたらドキドキしてしまうじゃないですか~~」
とティナは行った瞬間に自分の顔を両手で隠してあ旗を左右に振っていやいやを始めてしまってる。
ステラなんて
「しょしょしょしょしょしょしょしょしょしょしょしょしょしょしょしょしょうでしゅよ~私みたいなおばしゃんが可愛いわけでしゅよぉ~じょじょじょじょじょじょじょじょじょじょじょじょじょじょじょじょじょじょじょじょじょじょうだんはよしてくらしゃい。私おかしくなって壊れちゃったじゃないですか~責任とってください!!」
ととんでもない事を言い出したステラ。
『ステラが壊れた?壊れたから責任を取れ?・・と?』
それに追随して
ティナも
「そ・・そうです変な事いったライアンのせいです。変な事言ったから、私も壊れて変になっちゃったじゃないですか!!ライアン責任とってください!!こんなになったのはライアンのせいです!!」
2人とも2人がそんな状態になったのは俺のせいだと言う
「おい俺のせいじゃないだとそれ?」
と反論したのだが・・
2人そろって
「ライアンのせいです!!責任とってください!!」
と見事にハモった!!
つづく・・・
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