第6話 『おれ確実にティナに遊ばれてますよね・・これって・・』

どうしたら良いんだ~俺~!!

俺の体の上に覆いかぶさって全裸のまま眠るなよ~!!


髪の毛金色でサラサラでちゃめちゃ綺麗~

それにお風呂入ってたせいか凄く甘い香りがする


瞳は閉じられているけれど・・・まつ毛めちゃめちゃ長いな

唇はピンク色で小さくて・・

肌はは透き通る用に真っ白だし、シミ一つない。

腕は真っ白で、細くて長いし、指なんてめちゃ細い。

身長は俺より低いけど170位ありそうだし・・

胸は俺の体に押し付けられてるから解りにくいけど、大きくもなく小さくもなくって


感じで体に合ってて丁度良い感じだし・・


おをぉ~~おれ何ガン見してんだよぉ~

めちゃめちゃ興奮してきたぞ!!

いっそのこと我慢せずに、ティナに初めて貰っておけば・・・


『ダメダ!!ダメダ!!ダメダ!!』

相手の弱みに付け込んで、そんな事しちゃダメだ!!

ティナの幸せを一番に考えてやらなきゃダメだろ!!

ティナは今が一番辛い時だろうに・・・


ティナ何歳位なんだろうな?

そう言えば・・

俺の父親のアルドレッドが、小さい頃東の国にクリトニア王国というのがあって、その国に生まれた王女様が綺麗だって話してたな。

だったら俺とそうは違わないのかな?


クルトニア王国の第一王女様か~

そうなると、これからクルトニア王国絡みで色々ありそうだな

暫くはエドワード公爵家が収める人口500万人が住む都市エレノアの近くで行動しながらティナが自分の身を守れる位には鍛えておかなきゃな。


そう言えば・・ダンジョンで出た宝箱に入ってた武器でティナに合いそうなのが有ったな!!

そう思ってティナの方を見てみたら・・・

全裸のティナの体が少しずれて、2つの乳房がモロに見えてしまったその瞬間


『うっ』


っと声にならない、悲鳴をあげて体のある一部が反応してしまう。

「収まれおれのピーちゃん!!」

「平常心」


「平常心」


「平常心」


そう呟き心を静める

『悲しい男のさがだな』

と心の中で悪態をつく。


本当に無防備な奴だな・・・

何か羽織らせておかなきゃ俺の体が持たない!!

そう思いゆっくりとティナの裸体を横にどかし・・・

そう

見てない

見てまいぞ!!

ティナの裸体なんて


チョビットだけだぞ・・

可愛いお尻だったなんて思ってないからな!!


そしてクローゼットの中から毛布を取り出してティナの体にかける。

俺はそんなティナの横に寄り添うように寝て、ティナの可愛い顔を見てニンマリとしたのだった。


寝息を立てて眠っているティナを見て

『めちゃめちゃ可愛いぞ!!』


と思いながら、自分の姉の事も思い出してしまっていた。

優しい姉上だったが今は争いつは無縁にナルシア王国で正室として幸せにくらしているだろう。

ティナを見ていたら急に思い出してしまったぜ。

いつか姉上にもティナを連れて会いにいってみたいものだ。

それはティナと一緒になれたらの話だけどな・・・


・・・


・・・


俺はまた・・

疲れが出たのか・・

ティナの横で眠ってしまっていた。


・・・

横で何か動く気配を感じて目を開けると・・

可愛い真っ白なドレスを身に纏ったティナが横になり俺を抱きしめたまま下から俺の胸に顔を半分埋めてそこから俺の顔を見上げるように見つめていたティナの視線と俺の視線が合った。

『うをっ~ティナに寝顔見られてたのか・・超~恥ずかしいぞ・・何か言わなきゃ・・』


俺は空かさず

「おはよう。ゴメン眠ってしまってたよ。ティナこれからよろしくな」

と言うとティナははにかみながら

「こちらこそ不束ものですがよろしくお願いしますね」

と返してくる。

俺はそんなティナの言葉に


「あははっ」


とつい笑ってしまう

「な・・何で其処で笑うんですか~そこは笑う所じゃないでしょ?」

と突っ込まれてしまう。

「だってさ~その言い方だと、ティナ俺の所に嫁ぐ時の言い方だなって思っちゃってさ~」

「あ~そうですね」

と言った後


「くすっ」


っと笑ってくれる。

「こうやって誰かと一緒に居るのも良いもんだな」

と言うと

「そうですね。こうやって笑える日が来るとは思ってもみませんでした」


・・・

そのティナの言葉に


「そ・・そうか・・・」


と曖昧に答えることしか出来なかった。

多分辛い思いを一杯したハズなのだから・・・

今は聞かない方が良いだろう。


俺は直ぐに話を変えて

「外が明るいようだけどティナは何か解るか?」


と俺が話を振ると

「お風呂に入っている時に、グラグラッと揺れたので、お風呂から出たら窓の外が明るくなってて、外には森と湖が広がっているみたいですよ」


と答えてくれる。

「あ~俺が魔獣の魔核を吸収させたから、ある程度解除されたのかもしれないな。散歩がてら部屋の外に出てみようか?」


というと

「私も外が気になります行ってみましょう!!」

と言って突然ベッドの上で立ち上がり俺に手を差し出してくるティナ。

大変有難いんだけど・・・

『ティナさん下から下着が丸見えです・・』


俺は思わず顔を背け顔を真っ赤にしながら

「ティナ出来れば隠してもらえると有難いんだけど・・」

と意味深に指摘!!


だが

自分の姿をぐるっと見回したティナは

「くすっ」

っと笑って

「私はもうライアンの物ですから全部みて良いですよ~」

と言って、まっ白なワンピースの裾を捲って余計に下着を見せてくるティナ


「襲ってしまいそうになるから勘弁して下さいお姫様」


と俺がお願いすると

「うふっ」


と笑って、

「しょうがない人ですね~一つ貸しですよ~と言って、捲ったスカートの裾を下ろした。


俺は


「はぁ~」


と大きなため息を吐いた後

「ティナは大物になるよ」


と言うと

「貴方の奥さんですから」

と平然と返してくるティナ

『おれ確実にティナに遊ばれてますよね・・これって・・』


つづく・・・

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