第5話 『ドキドキは止まらない』
ティナの
「私の初めて貰って頂けますか?」
と言われて全裸で抱きつかれた瞬間
『ドクン』
『ドクン』
『ドクン』
『ドクン』
『ドクン』
『ドクン』
俺の心臓の鼓動はマックスになる
『痛い』
痛いくらいに心臓のこ動画跳ねる
そしてあそこはギンキンに・・・
多分・・・
ティナのお腹の辺りに当たっているみたいだからティナも肌で直接感じているはず!!
俺の思考は真っ白になる。
どうする?
『どうする俺?』
俺は彼女を助けると決めた時から
『心の中で、彼女とそんな関係になれたら良いな』
そんな邪な考えが無かった訳じゃない!!
多分無意識に心の奥では
『そう望んでたハズ』
でもいざこういう展開になってみると
『どうして言いにか解らない!!』
どうしたら良い?
どうすれば良い?
いくら考えても答えは出ない。
俺はティナをギュッと抱き締めながら
「今日あったばかりの俺にどうして・・・」
そう言葉を絞り出すのが精一杯だった・・・
「私にはもう何も残っていないんです。住む所も、家族も、そしてお金さえも全然無くなりました。私にはここに置いてもらうしか無いんです。私には差し出せるものがこの体しかありません。だから・・・」
それ以上ティナは言えなかった・・・
そんなティナを見て俺の心臓の辺りが
『キュン』
と心臓を鷲掴みにされたように痛む。
だから俺は自分の今思っている事をティナに話そうと決心した。
「俺は正直に言うよ。俺は多分、あの森の中でティナと合った瞬間恋に落ちていた。だから何としてもあの狼の群れから助けようと思ったんだ。そしてこの空間に入れるように俺の血を分け与えた。
多分ティナと一緒に居たかったんだろうな俺。
今、ティナの体を貰ったら俺多分ダメな人間になってしまうような気がするんだ。
本心は凄く欲しい!!
でももしもティナが俺を嫌いになって出て行かれたとしたら、多分俺は一人では生きていけない。
だから、少しづつ俺達の関係を始めてみないか?
ここに一緒に住んで、一緒に狩りをして、一緒に食事して、色々と語り合いたい。
そしてそれでも俺と一緒に一生いたいと思った時に言って欲しい。
俺はその時まで待つよ。
もしも、ここより他の場所で暮らしたいって言うなら必要なお金は出そう。
それでどうかな?
俺はもっとティナの事をいっぱい知りたい。ティナと幸せになりたい。」
俺はそう心を込めながらゆっくりとティナに話した。
「ありがとうライアン・・・・すごくうれしい・・」
そう一言言ったあと何も言わなくなってしまったティナ・・
俺の胸の中で泣いているよう・・・だ・・・
気の済むまで泣かせてあげよう。
・・・
・・・
・・・
・・・
・・・
何時までたっても・・
泣き止んでいない?
気になって・・
そっとティナの顔を見ると・・・
『スースースー』
っと寝息をたてて・・・
ええええええええええええええええええええええ~~
眠ってる~~~
うそ~~
全裸で俺に抱きついたままで眠るなよぉ~~
ドキドキで眠れないぞ俺~~
つづく・・・
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