第109話 じゃあ昔はそういう問題はなかったか?

 というのは同性愛がどーとかで差別うけてどーたらこーたら、ですが。

 吉屋信子の研究やってた時に、戦前の同性愛心中についても調べたんですね。

https://kakuyomu.jp/my/works/1177354054893812477/episodes/1177354054894522035

 新聞沙汰になるというくらい「だから」珍しくて忌避されるもの、だったんでしょーね。

 とはいえ、江戸時代は陰間茶屋とか存在していたし、明治に入ってからの男子寮でも川端康成とかの例とかもあるしー、で、まあ「それはそれとして」結婚はあったりしたんですよ。

 まあそこで男子と女子の違いについては、「どんな女でも見えないとこならまあできるだろ」と「触られるのも嫌」の認識の違いですかねえ。

 男子同士の心中も無い訳ではないですが、少女同士の心中の方が多かったようです。女学校の生徒だけでなく、女工さん同士というのもあった訳だから、そこは身分問わない何かがあったんでしょう。

 そんで彼ら彼女達が必ずしも性的傾向がどうこう、というより、まだこの時代だと「将来に悲観」とか「無理な結婚を強いられて」だった訳だし。

 でもそれで本当に心中を考えてしまうのは、たとえば三原山の心中が「流行った」ように、その方法が全国的に提示されるようになったからであって。マスコミー。

 全くそうでない時代だったら「仕方ない」でずるずる行って~

 でもそれじゃ嫌! となったらまあ。


 とはいえ生物として同性愛とかあかんかというと、昆虫とか別の生物に全く無い訳でもないし。ただ生産性は無いというだけのはなしで。

 つか何だっけな、何かに寄生することで受精してしかも宿主(オス)に育てさせるという水生生物もなかったっけな。

 だから何というか結局は状況如何な訳なんだよなあー。


 あかんこのテの話はどんどんぐるぐるしてくるわー。

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