第104話 最近の異世界もののコミカライズの作り手さん/あと読者層ってのは
いや最近何かと無料配信のマンガをスマホで読んでるんですがねー。
異世界系ってのは確かにこの媒体においては楽なんですねー。
その中で「転生賢者の異世界ライフ」はあの主人公の「人とはなるべく関わらない」「案外容赦ない」「とりあえず目の前のトラブルはできることは何とかしておく」態度(この態度に賛否あるんだけど)とハレム要素が無いこと、それに「スライムとかの魔物が可愛い」ということで珍しく紙の本でもってるんですが。
その表紙眺めてたら、
・原作
・漫画
・キャラクター原案
と分かれております。
まあキャラクター原案は「スーパーカブ」の時にもあったけど、要するに「小説時の挿絵作家」ですわな。
で、漫画なんですが。
お名前を見た時に「あら?」となって調べてみたら、台湾のマンガ家グループ「Friendly Land(友善文創)」の一人なんですね。
http://www.friendly-land.com/ を見ると、マンガUPの異世界もの結構やってるし。
「バクマン。」で「そういう」会社を作ってしまう奴が出てきました(作内ではそういうのもありだがジャンプでは~という流れ)が、現実はそっち方面にも近づいてましたよ。
ワタシ前から「なろう系小説」は「原作」だよなー、と言ってましたが、そこに優秀な「絵師集団」が居れば、それなりにそれなりなマンガ作品ができてしまうんですね。
おそらくそこにはジャンプで時々やりがちなミスマッチがあまり存在しない。依頼に応じて描く、今までのアシスタントの様な位置の「絵師」が出てくる時代なんだなー、と。
ただ安定感はあるけど爆発的にこれ! というものにはならないだろうな、という予想。
というか、なろう系が「努力しない!」「ご都合」と叩かれるとしても、……「読み速」http://yomisoku.com/archives/post-25950.html にあるように、読者層が「若者ではない」としたらうなづけるんですよねえ……
実際異世界でスローライフ系ってのも多い訳だし。
この系統を読むのは実際のとこ、中年層なんではないかと。色々疲れてしまった……
いや実際自分も読んでて楽だなー、と思う訳ですよ。
まあ何とか皆様ご存知設定をコミカライズあれこれ読む中でよーやくインプットできましたので。
一度そうすれば二次創作を読む様なもので、頭使わずに読むにはいいんですな。
で、ハレム展開も俺TUEEEにしても、若者ではなく中年オタクには安らぎなんだと思います。
努力してもできないものが散々あるのを思い知った世代といいますか。もう諦めたというか。だからこその夢である転生ネタも多いんではないかと思うんですが。
ちなみにワタシの世代の若い頃だと、「召喚」ネタは案外ありましたぜ。
かの新井素子も「扉を開けて」は召喚ものでした。厦門潤が花とゆめでコミカライズしてましたな。あの方も絵は上手いしきっと描くの好きなんだろうけどちょっと読者目線を意識してないな、という感じでしたが。
当時は転生でも「前世」の方に偏ってましたし、若者が若者として異世界に行くという構図がほとんど。
そういう作品を見て育って中年になった世代としては、ちょっと今さらそのまま召喚される作品ってのは疲れるんではなかろーかと邪推。
そんで「前世」ネタの場合、現世でその件でトラブルに~となる話になる訳だから、世知辛い現実からの逃避には使えないですわな。
いやまあ、フィクションですがね。
でもフィクションを読む時ってのは現実から遠ざかるのが目的なタイプだったら、結局現実に戻ってしまうものは、ってな感じで。
たぶん若者が「なろう系は情けない!」と言っても仕方ないんだと思います。あれはあれで夢なんでしょうから。
「幼女戦記」のように、転生してもこれでもかとばかりに上手くいかねえ! この野郎! とやってやってやってそれでひっくり返すというのには書き手の若さを感じるんですがね。
ところでそのコミカライズの基準を満たした絵師さん達ですが。
頼むあの爆乳表現は何とかならないものかいな。
いや前も書いたけどな、現実ではないと判っていてでもな、あの胸だけで何キロあると想像したことがないだろ、特に絵師が男子だった場合! どれだけ肩が凝るか、揺れると痛いかとか!
「めだかボックス」でくじらちゃんは好きでノーブラで巨乳を腕組みで支えてたけど、ああしなくては実際肩が疲れるんですってば。まああのお姉ちゃんはその辺り自分で何とかしてただろうけど。西尾維新キャラだし。
……あ、生理とかの説明の時をもし男子のみでする授業があったらな、そこんとこも説明してくれや、学校教育。
巨乳は決して楽じゃねえんだぞ。動くには!
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