第1259話 世界の意地悪
「きたーーーー!!!!」
やっとティラノをテイムすることが....
ん?
今、何か空気がザラっとしたような? いや、気のせいか? もしかしたら俺が使ってるデバイスの故障だろうか?
もう何年も使ってるからな。今日ログアウトしたら一度見てみよう、メンテナンスとかが必要な状態かもしれない。
「陛下、やりましたね! まさかティラノサウルスをテイムできる日が来るなんて、、、夢にも思ってみませんでした! ありがとうございます!」
いや、別にメガネくんのためにテイムした訳ではないんだけどな。でもまあ、こんなに喜んでくれたら、悪い気はしない。
「よし、この調子でガンガンテイムしていって、この世界のボスを倒すぞー!」
「おーー!!」
「よし、じゃあまずは他の恐竜がどこにいるか把握しないとな。【全知全眼】!」
....あれ?
「【全知全眼】、【全知全眼】、【全知全眼】!!」
スキルが使えない??
「ちょっとメガネくん、適当にスキル使ってもらえるか? 何でも良い、今すぐ発動できるもので頼む」
「はい! 【ワイディングエコー】! ...あれ、聞こえませんね。これは広範囲から音を採取するというスキルなのですが」
やはりそうか。そして、先ほどのザラっとした空気感。恐らく、、、
「スキルの使用が制限されたな」
「え!? だって、今までは恐竜に対しては効果が無かっただけですけど、今度は使用自体が不可能ってことですか?」
「あぁ、恐らくな。もしかしたら、この世界の主は侵入者に原始的な生活ってのを強制したいのかもしれないな」
「なるほど、だからスキルの使用を制限しているって訳ですね。あ、陛下称号の方はいかがですか? 私の方は大したものは持ち合わせておりませんが、陛下は沢山持っていらっしゃるのではないですか?」
確かに、スキルが封印されたんだったら、称号の効果も封印されててもおかしくはないな。俺はステータスウィンドウを開き、ステータスを確認した。
俺のステータスが全部1になっていたら称号も封印されているってことになるが、、、
「どうやらまだ称号は無事のようだ。ただ、これもいつ封印されるか分かったものじゃない」
「それも、、、そうですね。最初からスキルの使用が不可能だったのなら、まだしも。恐竜への効果無効の後、最初の一匹をテイムした瞬間にこれですからね。段階的に制限が厳しくなる可能性は高いですね」
そうだ、となればやることは、生存が優先だ。流石にこの状態で主を倒せるとは思えない。
幸い最初にティラノをテイムしたおかげでスキルがなくてもある程度身の安全は守られる。となれば、あとは衣食住の確保だな。衣はあるから、
「メガネくん、まずは火を起こすぞ! 火起こしに最適な木材を集めてきてくれ! もちろん、恐竜に見つからないよう気をつけてな」
「承知いたしました!」
さて、問題はスキルを使わずにどうやって火を起こすか、、、
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恐らく復活です!
昨日まで資格試験の勉強とかしてました!普通に落ちましたが()
更新が無い時は勉強してるんだなーって思っててください!
大抵、動画見てることが多いですけど!!!
皆さん、三連休はいかがでしたかー??
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