第1255話 アマイモン
ティラノサウルスをテイムする、そう啖呵を切ったはいいものの、全然その方法は検討もついていない。
そもそも、現状テイムを成功したのはドードーのみで、しかもそれを行ったのはハーゲンという、絶対にティラノサウルスなんて無理だろ。っていう状況だ。
それでもやりたいんだから仕方がない。という訳で、
「グラァアアアオォオオオオウ!!!!」
再びティラノサウルスとご対面。
最初の邂逅とは異なり、今度はハーゲンは空に、メガネくんは透明になって臨んでいるため、先ほどとは雲泥の差だ。
さて、どう来る?
ガブッ
「あれ?」
普通に食われた。
そして、あむあむと、いやガシガシと咀嚼された。食われるときってこんな感触なんだなーなんて思っていると、ゴクンと丸呑みにされた。いや、咀嚼する意味あった?
そのまま俺は胃の中にスポンと収まってしまった。
ふむ、これは不味い。ヘイトを買うとか言ってたくせに、一瞬で丸呑みにされてしまった。ただ、データは取ることができた。恐竜に対して、こちらのパッシブスキル、-まあ主に無効化スキルのことだが-はしっかり効果を発動してくれた。これはこれから攻略を進める上で非常に貴重なデータだ。
でもま、俺が食われてしまった、という事実は変わらないんだけどな。
しかも、俺の攻撃スキルは恐竜には食らわないから胃の中から攻撃する、という手段も取ることができない。さて、どうしたものだろうか?
『陛下、聞こえますか! お身体の方は大丈夫でしょうか?』
お、メガネくんだ。この通信機能も問題なく使えるようだな。これも非常に貴重なデータだな、うん。
『ご主人様! 大丈夫っすか?? ちょっとこっちもこっちで忙しくて助けに行けそうにないっす! 本当にごめんなさいっす!』
お、ハーゲンとも会話できるな。しかも、空は空で色々忙しい、と。これも非常に貴重なデー(ry
メガネ君は目の前にティラノがいるから、当然姿を現せないし、ハーゲンはハーゲンで、忙しい、ってことはうん、相当ヤバい。
ん-、ってことは詰み??
俺は俺で食われてるし、まあ、無効化スキルがあるから死にはしないんだろうが、このままだと普通に消化もされずに排出されるんだろうか? ん-、そうなるとかなり臭そうだな。
え、ってかマジで詰みじゃない? いつもならこんなとこにいても絶対に蹴破ってでてくるんだが、スキルを封じられるとなるとかなり、くるしい。
『へ、陛下! もし、可能であれば、で構わないのですが、物凄く甘~~い物質を生み出すことってできますか?』
へ???
甘い物?
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今回は少し短め。
最近、物欲が高まりすぎてヤバいです。大なり小なりずっと何か通販で買ってる気がする。ヤバい。
皆さんの最近買いたいものはありますか?
私は無限にありますが、買ったものはキーボードで、外でも執筆できるように、タブレットが欲しいですね()
是非教えてくださいな♪
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