第1227話 眼鏡の奇跡
「よし、じゃあ同期しよう」
「はっ、そうか。陛下も神であられるから、この専属支援型霊体知能を同期させることで迅速で確実な連絡を行えるようになる、ということですね!」
俺がたった一つ同期という言葉を発しただけで、メガネくんは俺の意図を十全に察知してくれた。相変わらず優秀すぎるだろ。
『申し訳ありません、同期に少しばかり時間がかかるようです。今の内にメガネ様の能力の確認等されてはいかがでしょう?』
でた優秀な味方その2、トパーズ。確かにメガネくんの能力とか気になるな、智の神なんだから色々とできそうなことがありそう。ってか、メガネくんとトパーズが同期したら一体どうなっちゃうんだろうか?
二人合わせてIQが五万くらいになっちゃうんじゃないか? 足し算できるのかは知らないけど。
「メガネくん、神になったことでできるようになったこと、とかあるか?」
「はい! どうやら色々あるようです。まず一つ目は、信仰ポイントを使って情報を獲得する際、ポイント消費量が通常よりも少なくなるようです」
え、何それめっちゃ便利じゃん。ってか、俺が情報を購入するメリットが一切無くなるな。全部メガネくんにゲットしてもらって共有してもらえばいい。
「なるほど、それは便利だな。後ほどポイントの稼ぎ方は教えるから、好きな情報を好きなだけ入手するんだな」
ん、そういえばポイントの共有ってできるのか? もしできるんだったら俺が沢山稼いでメガネくんが効率よく使う、ってこともできそうだが。
『はい、同期が完了すればもちろん可能でございます。ただ、貴方自身も情報を入手する以外の用途でポイントを使う必要があると思うので、あまりおすすめはできません』
そうか。まあ、共有できるってことさえ分かっていれば大丈夫だ。
「よし、じゃあ他には?」
「はい。思考速度が超上昇、するようです。自分としてはいつものようにただ考えているだけのように感じるのですが、そのスピードがとても速くなっているようです。比較対象が無く分かりづらいですが、非常に使えるのではないでしょうか?」
「へーそれは地味だけど結構使えるな」
思考速度の上昇は、戦闘中に絶大なる効果を齎す。というか、体感時間が引き延ばされるから敵の動きがスローに見えるのだ。メガネくんはあまり戦闘をしないかもだけど、それでもたたかったり、生活するだけでもかなり実感できると思う。
後、それを使ってこっちで勉強とかしたら、メガネくんの場合最強になれるんじゃないか??
「次が最後なのですが、どうやら複眼、というスキルじゃなくて奇跡が使えるようになりました」
「複眼?」
「はい、どうやら私が今掛けているメガネを分割することで、私の分身を作り出し、各地に偵察に向かわせることできるようです」
「はぁ!?」
強過ぎじゃね??
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ギリギリ更新!
皆さんってコンシューマーゲームとソーシャルゲームどっちの方が好きですか?
私はかなり前者よりです!
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