第1205話 ナップかっく
ボゴッ、グシャ、ザクッ、ドッゴーン、ガシャーン。俺が戦っている側から激しい音が聞こえてくる。まさか、ナップがコレほどまでに戦えるとは思っても見なかった。
この世界の、蒸気の世界の住人は皆機械仕掛けであるから、それなりの戦闘力があるのかもしれない。
にしても、中央総督府?からやってきた機兵たちを圧倒できるほどとはな。一体どんな戦いをしているのだろう。
非常に気になるが、俺も俺とて忙しい。機兵はざっと数百名以上、しかも何故か俺のスキルの通りが悪いのだ。
もしかしたら全員耐久力がお化けなのかもしれないが、それ以上にスキル自体があまり効いてない感触だ。
天絶之剣や武神之構、鏖禍嵐蔓などの高火力系も全体的に通りが悪く、死之宣告に至ってはそもそも発動していない様子だった。そんなことあるのか? やっぱりコイツらは生物じゃなくて機械ってことなのだろうか。
ん、ちょっと待てよ。
冷静に考えれば中央総督府から派遣された兵士と、この世界に来て最初に捕まえたナップが同性能なワケなくないか?
頭のネジを抜いてるから弱体化することはあれど、強化されるはずがない。
そして、ナップも強い装備を手に入れたと言っていたが、そもそも強いスキルを手に入れた機体たちが中央総督府の兵士になるんじゃないか?
だからどんなに運良く全身を最強スキルで揃えられたとしても、それは相手も同じだ。挙句の果てには、ナップは一体に対して敵は百を超える。一度に全員と戦うワケじゃないだろうが、それでも数十体は相手取らないといけない。
……ん、無理じゃね? ナップが勝てる道理なくね?
興味と心配が最大限に達し、自分のことをそっちのけに恐る恐るナップを覗いてみると、、、
「うッ、グはっ、ちょ、gはッ」
と、ボッコボコのボコにされていた。
そりゃそうだよな。無理だよな、絶対。
ボゴッ
ナップに気を取られていると、俺も殴られた。ヤバい掴まれた。流石にそれは不味そうだ。ここは一旦、
「【時間歩行】」
俺は掴まれた手を振り解き、ナップを回収しそのまま上空へと移動した。なんか、この状況前にもあったような?
「おい、おいナップ! 大丈夫か?」
「うゥ…わ、tぁしyはA、,、」
「オッケーもう喋るなもうヤバいってことだけは分かった」
とりあえずコイツを助けるためには、替えの機体を用意してあげる必要がある。でも流石にこっから戻るのは敵陣に突っ込む自殺行為だからなー。あ、そうだ、
「【超能力、アポート】」
俺は眼下に手をかざしそう言った。すると、下にあった装備が俺の手に瞬間移動した。
「おぉ、初めて使ったけど意外といけるもんだな。じゃあ、」
と、俺は機体の一式をこちらに引き寄せた。この間下に落ちてしまわないよう、時間歩行で上に上っては落ちてを繰り返してる。脳がグワんグワんして気持ち悪い。
そして、ナップを救うために色々装備を付け替えたワケだが…
コイツの核は一体どこにあるんだろうか?
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【問題】
主人公は無限魔力を手に入れる前はMPが10しかありませんでした。しかし、強い魔法をバカスカ撃つことができていました。それは何故でしょう?
(ヒント180までに答えがあるはずです。頑張って探してきて下さい、私は答えは分かりますが何処に書いてあるのかが分からないのです、誰かタスケテ…バタッ)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます