第1203話 ニッコリマーク
「ふぁーねっみ」
おかしいな、昨日は十時間ぐらい寝たはずなのに疲れが取れてないというか、むしろ疲れてる気がする。昼夜逆転して生活リズムがぶっ壊れてるからか?
ログインすると流石に眠気は飛んだが、体の不調感は消えなかった。ん、でもゲーム中だから体の不調、それこそ怪我とかは一切反映されないはずだ。ってことは、脳が疲れてるのか? ま、いっか。
えーっと、まずは戦利品を確認しよう。【剣技:
まあ全部アシュラにあげることは確定しているんだが、どんな物か分からないものを部下にあげるのは流石にダメな気がする。だから俺が実際に使ってみて性能を確かめようというわけだ。決して俺が使いたいだけ、というわけじゃない。
というか、今更だが全部剣技にしない方が良かったか? 一つくらい奥義を混ぜたほうが良かったかもしれない。いや、奥義だと意味変わってくるか。
「なあ、ナップ。ここら辺に試し斬りできるところってないか? 修練場みたいなところ」
「試し斬り、ですか……私たちそういったことは基本的には電脳世界で済ませることが多いので、リアルでってなると、あまりないですね。あ、あるじゃないですか、目の前に。装備を取って沢山ダメにしてしまってるので、今更どれだけ傷つけても大丈夫じゃないですか?」
「え、あ、そうだな。確かに」
おいおいマジかよ。今、「私たち」って言わなかったか? だから自分がこの世界の住人という自覚はあるんだろう? でも、まだ生まれる前の機体には何の感情も抱いてないのか? それとも、これも頭のネジを抜いた影響か?
でも、言ってること自体は別になんらおかしいことはない。散々装備を奪いまくったんだから、今更躊躇したところで仕方がない。というわけで、装備してっと。
「【剣技:
……おっと、剣を装備するのを忘れてた。というわけでもう一度。
「【剣技:
今度はきちんとすきるが発動した。なんと俺の体が勝手に動いたのだ。目にも止まらぬ速さで抜刀し、そのまま一番近くの敵、いや敵でもないか機体に左下から右上へと斬り上げを行った。そして、返す刀に斬り下げ、つまり袈裟斬りを繰り出し、流れるように胴体部分に横一文字の右薙斬りを行った。
これで終わりかと思いきや、最後にその勢い殺さず自身を中心に大きな円を描くように周りの敵を薙ぎ払い、納刀した。どうやらこれが一連の流れのようだ。
、、、強くね?
しかも、何度か使っていく内に、この剣技を敵一体に集中させることも、一太刀ごとにターゲットを変更することもできることが分かり、更に評価が上がった。
これは強い。しかもアシュラとの相性も良さそうだ。一対多が更に得意になってしまうなこれは。
二つ目の【剣技:
どうやら両手に剣をもった二刀流状態でしか発動できないが、炎と水の属性をまとった攻撃ができるらしい。しかも、この剣技は重ね掛けができるようで、使い勝手は良さそうだった。ただ、一つ目のなんだっけ、ラクシュミー? みたいなのと比べるとインパクトは弱めのような気もした。
三つ目に関してはつかってみたけどあんまりよく分からなかった。側からみていたナップも何も起きていない、ただ俺が目の前の敵を切っただけ、って言ってたからいよいよ謎だ。まあ、多分強いだろうから帰ったらアシュラに全部押し付けよう。
多分使いこなしてくれるはずだ。
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