第1146話 王都をこの手に
レビューいただきました!!ありがとうございます!(≧▽≦)
久しぶりにもらったので、嬉しさよりも驚きがきてました!
これからもまだまだ頑張りますのでよろしくお願いします!!
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俺は上空から、攻撃をすることなくただただ行進し続ける魔王軍を見ていた。それはまるでシミュレーションゲームでも眺めているかのようで何処か現実感の欠如した光景だった。
ま、ゲームの中だから当たり前っちゃ当たり前なんだが。
魔王軍は遅々としながら、でも着実にその歩みを進めていた。その波が王の元まで届いた時、何が起きるのかは俺にも想像がつかない。
そして現実感を希薄にしている要因は眼下に広がる光景だけではない。先ほど久しぶりに入手した、称号のせいでもある。
《死導者》‥多くの者を死に導く。プレイヤーの死亡時、エネルギーを回収することができるようになる。指導者はやがて死を迎える存在となるだろう。
称号にはいつものように獲得条件とその効果が書かれてあったのだが、最後に不穏な一文が追加されているのだ。
死導者と指導者を掛けるってなんか不謹慎だろ。それに死を迎えるってどいう意味だ? 死を導いた先に迎えるのか? 意味がわからん。
「安心して下さい。その内理解できる日がきっとくることでしょう」
「は、なんだよそれ。なんか知ってるのか?」
「信仰ポイントを消費しますか?」
ちっ、ここからは有料ってか。まあいい、その内分かるというならその内まで待ってやろうじゃないか。あ、エネルギーはしっかり回収しておこう。何に使うかは分からないが、回収できるのにしないのは勿体無い。
『陛下、所定の位置に配置完了しました!』
お、遂に来たか。
実はただ適当に魔王軍を王都に送り込んでいるだけではないのだ。王都を陥落させる為にプレイヤーだけでなく妖たちも送り込ませてもらっている。つまりプレイヤーたちは陽動ってことだ。
妖たちが配備し、展開するのは服従の陣。つまり、王都中の全てのNPCを支配下に置くことができる。さらに、洗脳することができないプレイヤーに対しても陣内にいる時はスリップダメージが出る仕様となっている。
NPCは服従させ、プレイヤーにはダメージを与えることによって王都完全掌握することができるのだ。
『では、陣を展開せよ』
ドクウンッ
王都全体が脈動したかのような衝撃が広がった。これにて陣は完成だ。
ただ、この陣にも弱点はある。それは常に妖たちが所定の位置で妖力を陣に送り続けねばならないということだ。
『陛下! 早速プレイヤーたちが押し寄せてきています!』
そりゃ馬鹿じゃなければこの仕組みには気づくよな?
『全員集合!』
さて、ここからは攻守交代だ。王都防衛戦開始しますか!
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そういえばここに図ったかのように1000話超えの作品がありますよね!?
これを機に読み返してみるのはいかがでしょうか?コメントで作者が忘れてそうなところを問題に出してくださると嬉しいです!(≧▽≦)
私はカク側として毎日投稿頑張ります()
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