第1117話 第一階級


「申し訳ありません。私もかなり調べているものの、ユグドラシルに関する情報が一切、出回っていないようでして……」


「そうか、ありがとう。無理しない程度に引き続き探っておいてくれ。俺も俺なりに探してみるから。あ、そうだ折角だから何か欲しいものとか、して欲しいこととかないか?」


「えっ……そ、そうですね今の所は何不自由なくさせてもらっております」


「いつも頑張ってくれてるから、何か困ったこととかして欲しいことがあったらすぐに言うんだぞ?」


「はい! お気遣い頂き本当にありがとうございます!!」


 そう言ってメガネくんとの会話は終了した。あの、メガネくんでもユグドラシルについての情報が見つけられないってことは本当にまだ誰も知らないんだろうな。


 それか、知っててそれを外に出していないだけか。まあ、自分だけ独占できそうなことがあるのにわざわざそれを言いふらす人も珍しいよな。


 さて、俺は俺なりに探してみる、とか格好つけて言ったものの、正直あんまり当てはない。


 唯一当てとも言える、以前何かについて教えてもらった物知り爺さんがいるんだが、その爺さんがどこにいたのかすら覚えていない。どこかの街にいることは確かなんだろうが……覚えてたらもう向かってる。


 んーどうしようか。まず、地道な聞き込み調査は絶対にしたくない。だって効率悪そうだしきっと効果も薄いはずだ。確か今までの俺だったら、、、ギルドとか図書館を利用していたな。じゃあそれで地道に行きますか。


 結局地道なのは変わらないが、希望が持てるかどうかが重要なんだろうな。


 よし、先に図書館行こ。ギルドは長いこと行ってないから、今更いくとどんな目で見られるか分かんないからな。嫌なことはなるべく先延ばしにしたいタイプだ。


 えーっと、図書館はどの街にもあったはずだけど、一番でかいのは王都にあるはずだよな?」


『ハーゲン! ……うおっ」


 びっくりした。そうだったハーゲンも無事進化したんだったよな。ってか、そもそもハーゲンがヴェズルフェルニルになったからユグドラシルに行こうとしてるんだった。


 それにしてもハゲてないハーゲンはどこか違和感があるし、でも、無茶苦茶カッコいいしで慣れないな。こちらが借りてきた猫みたいになっちゃう。


 まあ気を取り直していきますか!


 翼を広げると、かなり大きく、電車の車両一つ分はあるんじゃないかと思うほどだった。いや、それは言い過ぎか? ってかファンタジー世界でリアルのものと比較するのは醒めてしまうか。


 そして空の旅も非常に快適になっていた。もちろん、今までが不快だった訳ではないのだが、なんだろう、高級車に乗っているような感じ、とでもいえば良いだろうか。いや、乗ったことはないんだけども、安定感が違うのだ。


 スピードの上げ下げがとてもスムーズに行われ、乗っているこちらに何一つの不快感ももたらさないのだ。乗っていて心地良いとすら思える。


 そんなファーストクラスな空の旅を終え、王都に着き、図書館へと入ると、


「申し訳ありません、こちらのギルドカードは失効しているようです。更新、もしくは再発行をした後にまたお越しください」


 と言われてしまった。


 はぁ? 失効!?










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なんか、個人的に以前の(と言ってもどれくらい前かは覚えておりませんが)感じな話になったような気がします(日本語


皆さんは今年の目標は決まりましたか?

私の目標は「もっと小説に向き合う年にする」です!

細かなことは久しぶりに日記にでも書こうと思います。正直目標を立てることは嫌いなのですが、抽象的であれば良いのかなーなんて思いました。

でも、自分特級フラグ建築士なので、全く小説に向き合わない向きあわない年になるかも知れませんね(笑えない


是非皆さんの目標も教えてくださいデス!(もう既に教えてくださった方は、より細かなであったり、私に目標にして欲しいことでもなんでも良いですよ〜

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