第408話 バジュラ
「アシュラーーー!!」
続いてはアシュラだ。コイツも名前を正式につけてたわけじゃないんだが、気づいたらアシュラが名前みたいになってたな。骨の阿修羅、それがアシュラだ。
『何かしたいことや、叶えて欲しいことはあるか?』
『カラカラカラカラ』
うん、なんとなく伝わってきたのだが、先ずは喋れるようにしよう。そして、それと同時に今の願いも叶えてやろう。
「【強制進化】!」
「従魔:スケルトンアシュラ、個体名:アシュラがダークアポストルバジュラに進化しました」
おー、カッコいい! 骨は黒く染まり、腕は引き締まり、全体的にスマートになったな。
素材にしたのは悪魔の肉だな。少ししか与えていないから、声帯部分と主要な腕の筋肉に行ったのだろうか。まあ、見た目からは全く伺えない。まあ、強くなったのは間違いないだろう。
ってか、アシュラがアシュラじゃなくてバジュラになってやがる……まあ、あんまり意味は変わんないだろうが。
あ、そうだアシュラにあれをやろう。
「【強制進化】」
素材は以前俺が使っていた二振りの剣だ。帝王の化身と海龍の怒髪だ。今は使ってないから大丈夫だろう。ただ持たせるだけでもいいんだろうが、それだと重さ、形的にフィットしなかったり、所有者的になにかエラーが出るかもしれないからな。
「従魔:ダークアポストルバジュラ、個体名:アシュラがダークエグゼキュティブバジュラに進化しました」
おー、名前と共に、見た目もだいぶ変わったな。剣を持っている腕が右は赤色、左は青色が入り、黒の下地にすごくマッチしている。なんか、とてもカッコいい。
『どうだお前の、「圧倒的なパワーが欲しい」という願いは叶えられたか?』
『はい、素晴らしい力を下さいました。この身果ててでも必ず貴方様にお仕え申し上げます』
アシュラってこんな感じだったんだな。なんか改まってこんなこと言われると少し恥ずかしいというか、照れるな。
『おう、これからもよろしく頼むぞ、アシュラ!』
ってか、なんかみんなかっこよくなりすぎじゃね? 俺もいい感じにしたいんだが、装備変えてもらおうかな? 顔は今更だし、別に顔がイケメンになっても無駄なのだ、その装備とか見た目、能力の方が大事なんだよな。
よし、次はあの二人だな。どうやって進化させるか迷いどころだが、もうかなり古参メンバーだ。ワクワクが凄く強くなっているのが分かる。それに、しっかり名付けもしてたから愛着も湧くしな。
「スカル、ボーン!!」
『『カラカラカラカラカラカラ』』
あ、お前らもか。
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