106.ネル可愛い
・ヨツバ視点
朝、私は目が覚めた。
さっそく自分を鑑定。
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名前:ヨツバ
Lv:45(0歳)
種族:人間
スキル:【鑑定Lv12】【四次元空間Lv5】【フリーズLv42】
【レッサーヒールLv1】
【経験値15倍】【習得Lv30】
ステータス:
HP 469/469 MP633/634
ATK98 DEF91 MAT137 MDF99 SPD82 INT185 LUK72
称号:【冷帝】【豚殺し】
異世界に転生した人間。前世は椿宝女学園の学生。
美人で秀才だったが、人を寄せ付けない態度から冷帝とあだ名が付けられた。
実は小説家にニャろうの読専。
現在、ナンシーの二女。
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クックック……フフフフ……ハーッハッハ!
圧倒的じゃないか、我がステータスは!
一部のスキルのレベルも、ちょっと増えてるし!
経験値はダメージをたくさん与えるほど貰えるから、オーク相手には、ありったけの【フリーズ】をぶちこんだ。
それが効果的だったのだろう。
これだけMPがあれば、スキルの練習し放題!
やったー!
猫さんあざーす!
「あら、ヨツバったら、ご機嫌ね」
だが私はまだ赤ん坊。
今日もナンシーさんの乳を吸う。
そして排泄物を世話してもらう。
本当は、排泄物は【四次元空間】でキレイに取り除けるんだけど。
ナンシーさんが怪しむ可能性が高いから、あえて垂れ流ししている。
ごめんねナンシーさん。私が大きくなったらたくさん稼いであげるよ。
「ヨツバ! おはよー!」
おはようネルちゃん。
私のほっぺたをツンツンするのを止めてもらえないかね?
「ネル、ママこれから朝ごはん作るから、ヨツバの面倒を見ててね」
「はーい!」
ナンシーさんは調理場に行った。
「あのねヨツバ! 猫さんが、絵を描いてくれたんだよー!」
ネルちゃんの見せてくれた絵は、ネルちゃんを写生したものだった。
上手っ! あの猫の前世はイラストレーターか?!
「えへへ……」
ああ! 自慢するネルちゃん可愛い!
前世でもこんな妹が欲しかった!
実際は私が妹でネルちゃんが姉だけど!
ナンシーさんが戻ってくるまで、ネルちゃんは延々と猫さんの話を続けた。
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