23.b
掘るのに疲れたらひと眠りし、バジリスクの肉を食って、再び作業再開だ。
掘った石と鉱石は四次元空間に収納している。
何かに使えるかもしれないからな。
あと、何だか体が温かい。
運動しすぎて体が熱を帯びているのか?
いや、違う。
これは……
ボコッ。
俺の居た場所に穴が開く。
俺の体が落ちる。
下には赤色に熱してボコボコしている液体が。
って、マグマ溜り!?
「にゃー(ぎゃー!)」
ボチャン!
俺は親指を立ててマグマの底に沈む。
……。
……ん? そんなに熱くないぞ?
だが、粘度が高い液体らしく、泳ぎにくいったらありゃしない。
そうだ、四次元空間に収納できないか?
試してみよう。
「ぶくぶくぶく(開けゴマ!)」
マグマ溜まりの底に四次元空間を開く。
マグマがどんどん収納されていく。
成功だ。
やがて、野球場サイズのマグマ溜りのマグマが全て収納され、周りは広い空洞となった。
空洞には鉱石らしき石がたくさんあり、その中に赤っぽい金色に輝く鉱石を発見する。
――――――――――――――――――――――――
鑑定結果
名前:オリハルコン鉱
説明:赤く黄金に輝く美しい鉱石。
希少な鉱石で装飾品に用いられる。
――――――――――――――――――――――――
爪を研いでみたが、まあまあの硬さだ。
悪くはないな。
お、鉄みたいに黒く輝く鉱石もあるぞ。
――――――――――――――――――――――――
鑑定結果
名前:アダマンタイト鉱
説明:最も硬く強い鉱石。
伝説の武器や防具に使われている。
――――――――――――――――――――――――
爪を研いでみる。
……おお、おお!
これはいい!
爪より少し硬いみたいで、どんどん研げる。
この一帯のアダマンタイト鉱はもらっていこう。
ついでにオリハルコンを始めとする周りの鉱石も一通りいただくか。
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