行き倒れ美少女は助けられてから(家業の)喫茶店に毎日来るようになった(しかも、転校生らしい)

「文くん来たよ〜」


フラフラしつつも何とかいつもの席に座った一葉。そこへ俺はえらいえらいと頭を撫でてみた。


「こら、子どもあつかいするなー!」

「ごめん。つい出来心で」

「一撫で15000円です」

「高ぇよ。一撫での代償が大きいわ!」


「もうかってんやろ〜?出すもんだしや」

「何処のナニワ金融だよ!?」

「ぐへへへへ」

「もしもし救急車一台お願いします」

「こら、可笑しな子あつかいするなー!」


カウンター椅子の上でバタバタご乱心な一葉。

少しして、ぷくぅと膨れっ面で俺をじーっと見つめてくる。睨むのではなく、ただ見つめる。

何か水族館のハリセンボンと視線があって暫く見つめあってる時みたいだな。


「可愛いな」

「………ありがとう」


声に出てたか。

ニヤけてしまうのか口をキュッとしてる。けど、耳が真っ赤だ。

嫌ではないらしい。もう少し見てみたいかも。


「我慢してる顔も可愛いな。たまらん」

「はぅ……」

「顔も真っ赤にして黙ってる姿はずっと眺めてたい」

「……も、もう!わかったよわかったからやめてよ!そして、私に飯を貢ぐのだ!」


今日も楽しく平和である。



――――


すみません。アイディアがなかなか思い付かずに中途半端に完結にさせていただきます。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

行き倒れ美少女は助けられてから(家業の)喫茶店に毎日来るようになった(しかも、転校生らしい) 翔丸 @morimaru

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ